お知らせ

>>お知らせ一覧

Myカテゴリ
コラム (88)
ブログ(タイ) (74)
ブログ(香港) (43)
プロフィール (1)
寺子屋チャイナ(ビジネス) (9)
寺子屋チャイナ(学生) (6)
旅行記(アジア) (293)
旅行記(インド) (138)
旅行記(スリランカ) (39)
旅行記(トルコ) (41)
旅行記(ベトナム) (61)
旅行記(中国) (189)
旅行記(台湾) (43)
旅行記(日本) (48)
茶話会 (9)
読書感想文 (2)
講演会 (21)

2012.09.25

 ブログ(タイ)

ぶらぶらバンコック滞在記(10) バンコックの病院はホテルか(2012年9月13日)

9月13日 バンコックの病院へ行く

チェンマイ、チェンライの旅の途中から、何となく体がだるいと感じる。そして体が少し痒くなる。これは私にとって危険な兆候だ。疲れが溜まっているのかもしれないが、念の為、病院に行くことにした。会社を辞めてから初めて行く病院。クレジットカードに付与されている保険を活用しようと思い、日本人がよく行くという病院に電話した。バンコックでは、いくつかの有名病院に日本語サービスがあり、この病院も電話の会話は日本語だった。ただ「保険をキャッシュレスで使いたいなら、保険会社に電話してから来てくれ」と言われ、ちょっとビックリ。当然カードを提示さすれば良いと思っていたのだが。最近タイでは海外保険を悪用する人がいるので、その対策かもしれないが、ちょっと面倒ではある。

もう一つの病院、以前知り合いに連れられて行ったことがあるサミティベートにも電話を入れる。保険に関しては同じ答えだったが、症状を述べ、日本語の出来る医者をお願いしたところ、即座に対応できた。それからネットで保険会社のバンコックでの連絡先を調べ、電話を入れる。カード番号を告げると折り返し電話するという。掛かってきた電話は日本から。このサービスのコストはどうなっているのだろうか。兎に角無事にOKを貰い、病院へ。

タクシーを降りようとすると、ドアボーイがドアを開けてくれ、「ウエルカム」と言われ、ここはホテルか、と思う。建物内に入るときれいなフロアーで以前見たピアノの生演奏をやっている。又日本では考えられないほどゆとりのあるスペースにソファーがあり、表示には英語や日本語が入っている。看護師も日本語が出来る、いや各国語が出来る人を採用している。








 

日本人には専用窓口があり、すべて日本語で対応している。パスポートを出すと直ぐに写真を撮られ、診察カードが出来上がる。流れ作業であっと言う間に診察科へ進む。表示に「15分以上待っている人は申し出て」ともある。日本では考えられないサービスだ。実際15分しか待っていないオーストラリア人がクレームを付けると、受付が流暢な英語で説明をし、対応していた。




私は15分以内に呼ばれ、千葉大医学部を出た女性の先生に診てもらう。幸い大きな問題はなかったが、やはり病気の場合、母国語で説明を聞けるのは何より安心だ。また先生が日本語が出来ない場合は、通訳サービスを付けることも可能だという。また薬をもらうと日本語で「朝夕一日2回」などと書かれていて助かる。薬剤師もポイントの言葉はすべて日本語で説明してくれた。




そしてこの病院、入院患者及び付添い家族のために、各国料理のレストランが備えられている。日本料理は大戸屋が入っており、勿論病室へ運んでくれる出前サービスもある。イタリアンでもマックでも、スタバでも、何でもある。セブンイレブンから山崎パンまで、来客の便宜を最大限にはかっている。日本にこんな病院、あるのだろうか。医療ツーリズム、という言葉が日本でも言われているが、とても太刀打ちできない。







因みにこの病院の経営トップは医療関係者ではなく、元一流ホテルマンだと聞いた。そう聞けば、ここがホテルのように感じられた訳が分かる。