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2012.09.26

 ブログ(タイ)

ぶらぶらバンコック滞在記(12) ヤワラーの掟(2012年9月15日)

9月15日(土) ヤワラーを歩く

今日はバンコックのチャイナタウン、ヤワラーを歩く。宿泊先の横のバスターミナルから4番というバスに乗るとヤワラーまで連れて行ってくると聞き、乗ってみる。何とこのバス、たまに走る無料バス。ラッキーだ。




土曜日ということもあり、道は空いていた。だがやはりシーロムを過ぎるあたりから混んできて、なかなか進まない。ヤワラーまで小1時間を要する。そして問題はこれから訪ねるノッパドン君のお店。彼は以前紹介されて、1年半前に一度バンコックの空港で会ったことがあり、今回も色々と聞こうと思っていた。だが彼らか貰った住所を見てもイマイチどこだが、分からない。まあ、いつものことだが、行ってから考えよう。
  

バスがヤワラーに入って、大勢が降りたので私も降りてみた。ノッパドンの店は骨董屋。何となくバス停から数歩歩いて見ると、何と何とそこに彼の店があった。ちょっと驚き。店に入ると彼も一瞬驚いた様子を見せる。彼の骨董屋はお父さんの代から。古めかしい雰囲気に誘われて観光客も入って来るが、本当のお客はヤワラーの人たちか。




ワット・トライミット(黄金仏寺院)へ行く。ここには高さ3m、重さ5.5トン、純度60%の金で造られ、時価推定120億円の価値があるとも言われる黄金の仏像があるが、私のお目当ては併設された博物館。ここに中華街としてのヤワラーの歴史が説明されている。既に200年以上の歴史を誇るヤワラーだが、現在でも70%は潮州系と言われ、米の貿易で財を築いた華人が発展させてきたことが分かる。ただお目当てのお茶に関する記述は殆どない。




仕方なく1軒の茶屋へ入る。ヤワラーの歴史、タイのお茶の歴史について聞いたが、全く関心が無い様子。南美書店へ行けと言われる。この街で一番大きい書店?が南美であり、ここへ行くもヤワラーの歴史は売り切れ、お茶の歴史などは見たこともないと言われる。更に別の茶屋へも入ったが、結果は同じ。何故歴史が語られないのか。







ヤワラーの街並みもドンドンきれいになっており、街の景観が一部失われていく。そして歴史も埋もれていくのだろうか。困り果ててノッパドンに所に戻ると「それなら客家総会はどうか」と言われて、又歩き出す。




実に立派な建物を有する客家総会。さすがお金持ちが多いのだろうと思う。ヤワラーでは既に普通話が通じにくくなっているが、こういう場所では問題ない。が、教えてくれそうな人もいない。3階にある寺院にお参りしろ、と言われ向かう。途中事務室があったので覗くが誰もいない。と、掃除のおばさんが手招き。行くとそこに男性がおり、「何の用か」と聞かれる。最初は不思議そうにしていた男性も話が分かると「ついて来い」と歩き出す。黙々と歩く彼の後ろを付いて行くと「三馬」と書かれた大きなお茶屋の前に。ただ時間は既に営業時間の午後5時を過ぎ、入れず。この男性最後に曰く、「いいか、必ずお茶を買ってから話を聞け。ここでは金を払わないやつにサービスはしない。分かったか」と言って立ち去る。次回お茶を買ってから聞いてみよう。どうなるんだろうか。