9月18日(火) イミグレーションオフィスに出頭したが
実は一昨日大変なことに気が付いた。タイ入国時にホチキスでとめられる出国カードが今回は何故か添付されていなかった。パスポートをしげしげと見たが、ホチキスの跡もないので、空港のイミグレのおじさんが忘れたに違いない。おじさんが忘れたんだから、出国時に空港で説明すればよい、と実に安易な気持ちでいたのだが、念の為に人に聞いてみると、「それは大変だ。下手すると空港で出国できなくなる」と言われ、慌てる。2日後にトルコ旅行が控えているから。
お世話になっている旅行会社のYさんにタクシーで行先を言ってもらい、どこにあるのかも分からないイミグレオフィスへ向かう。一体どんな困難が待ち受けているのか。などと考えていたが、タクシーはいつになっても目的地に着かない。ドムアン空港の近くということは分かっていたが、どうなるのだろう。
40分ほど車に乗っていると突然巨大ビルが出現。ここは政府の総合庁舎。運転手がお前はどこへ行くのだ、とタイ語で聞いている。だが、どこへ行くのか、いくつもビルがあり言えない。仕方なくパスポートを見せると、直ぐに分かったようであるビルの前へ。ビルの中、右手の入り口には外国人が沢山出入りしていた。
先ずはインフォメーションと書かれた受付で、若い女性に事情を話してみると「そんなのどうでもいいんじゃない」といった反応。え、そんないい加減な話ではない、と訴えると、「だったら受付行ったら」と言われ、更に奥の受付へ。そこでまた事情を話すとオジサンが「カード失くしたのか」「そんなことの為に来たのか」と笑って取り合わない。何故か「そこを何とか」と言ってみると、番号の書かれた紙をくれ、更に奥へ進む。
その番号のデスクには待っている人もおらず、職員が雑談していた。また事情を話すと数人が、「そんなの空港へ行けばいんだ」という。何だか狐につままれたような話。念のため、Yさんに電話に出てもらい、職員の話を確認してもらったが、答えは「空港へ行けばよい」というもの。どうやらここはビザの延長やパスポート更新時の入国スタンプ更新などの為に来るところのようだ。思わず私も笑い出し、すごすごと引き上げる。
但しその時職員の一人が私の入国記録をPC で確認し、番号を入国スタンプの横に書いてくれていた。2日後、空港で新しく出国カードを記入し、係員に出すと全く何も言われずに通ることが出来た。これまでホチキスで出国カードを止めるほど重要だった書類がオンライン管理でどうでもよくなったということだろうか。もしそうなら資源の節約のためにもホチキス止めは止めるべきだろう。いや、あの番号、あれが重要なので、あれが無ければ空港でもひと悶着あったのだ、と帰りのバスで色々と考えてしまった。