10月6日(土) 心地の良い2つのカフェ
バンコックには最近日本人経営のカフェがいくつもオープンしていると聞く。今日はご縁のある2つのカフェをはしごした。
1つ目はスクンビット、ソイ49にあるMoss Terrace。8月にオープンしたこのカフェ、閑静な住宅街にある。ただ店内はカフェという雰囲気はない。タイで生産された女性服が並んでいる。本業は服屋さんなのだとか。その横には、数々の珍しい石が並ぶ。ご主人が趣味で集めた物が中心とか。かなりの種類があり、また売るか売らないかはその人の熱意とも聞く。石に秘められた魅力が見える。
水槽の前に座る。ブルーオパールが中に入っているその水槽は、何となく好ましい。いくつか構想が浮かび、何故かメモを出して書き留めていた。面白い。ここだとアイデアが出やすい。でもPCを持ち込んでやってはいけないだろう。頂いた抹茶牛乳がまた素晴らしいミックス。心が少し温まる。そういえば水槽の前で気持ちよく寝込んだ人もいた。
このお店、Aさんご夫妻が開いている。来タイ20年、海外から見た日本など、話題は尽きず、午後5時の閉店時間を大幅にオーバーして居座る。ここはカフェというより、楽しい空間であり、オーナーと来客のコミュニケーションの場であった。お子さんがお小遣いを貯めて、小さな石を買いに来る、何とも嬉しい。
そしてもう1軒は、先日バンコック茶会でお世話になった、シーロムにあるSaladee。僅かしかいないバンコックで今日がもう4回目だ。先日のトルコ旅行、主目的の茶畑訪問が成功した一番の要因は、このお店のオーナーAさんによる紹介だった。茶縁のお礼を兼ねて報告に伺った。
野菜ソムリエのAさん、食事にはスペシャリティがある。赤米のスープ、さっぱりしている。サバが乗ったご飯。豆、野菜などが添えられている。昨年6月に行ったヨーガ合宿、長野県穂高の養生園の料理を少し思い出す。白米を食べず、肉を食べない。体が軽くなるのが分かる。そして暖かいお茶を飲み、ネガティブではない前向きの話をする。実に健康的だ。こういうお店が近くにあると、便利だなと思う。
バンコックには個性的なお店が増えている。こんな空間とのコラボ、望ましいな。