茶館巡り
夜は昨晩の夏先生がまたやって来て、我々を馴染みの茶芸館に連れて行ってくれた。非常にきれいな外装、節節清と書かれた看板。中に入ると更にきれいで優雅。かなり広いスペースには、ゆったりとした茶を飲める空間があり、別途個室も備えている。如何にもお金持ちが来そうな雰囲気。
夏先生の指示で女性がお茶を淹れてくれた。大紅袍は優しい香りがした。プーアール茶は緩い余韻があった。場所の静寂のせいであろうか。ただ店内の写真撮影は禁止、など、少し窮屈な面があり、うーんと思ってしまった。
そしてもう少し庶民的な所へ行こうということになり、案内されたのは元々魏さんのお店で茶芸を披露していた女性のお店。こちらはこじんまりしたスペースで、グッとくつろげる雰囲気。
女性が見事な手さばきでお茶を淹れてくれ、皆ワイワイ話しながら飲む。私としては、優雅で上品よりこちらの方が楽でいい。福州には様々なタイプの茶芸館が存在する、それ自体にお茶の厚みを感じる。