サバサンド
ヨーロッパ側に戻ったが、どうしてもサバサンドが食べたくなる。またガラタ橋まで歩いて行く。橋の向こう側にはサバサンド専用の小舟が三艘停まっており、大勢のお客で賑わっていた。
1つ5リラでサバサンドを買う。周囲にも香ばしいサバの焼けるにおいがする。焼サバをパンに挟むだけ、後は玉ねぎとレタスが入るぐらいの簡単な食べ物がどうしてここまで美味しいのか。近くの丸テーブルに腰掛けると、若者がやって来て、あっちへ行け、という。どうやら3軒の店に縄張りがあるらしい。どこが美味いのか比べてみたい。
ようやく買った店の丸テーブルに座り、食べ始めると、向かいで食べていたオジサンが黙ってピクルスを差し出す。有難く頂く。何て親切なんだ。これがトルコ人か。このピクルスの酸っぱさがまたサバに合う。良く出来ている。更にはテーブルの上に2つのボトルが。1つはドレッシングだが、もう1つは塩。トルコ人は塩好きだと聞いたが、確かに盛んに塩を振る人々がいた。我々には十分塩気のあるサバサンドに更に塩を振る、健康に悪そうだ。
それから歩いて、イスラムのマーケットへ行く。ここにお茶屋があると聞いたので行ってみたが、言葉が通じない。リゼのお茶、チャイクルのお茶が置かれていたが、それ以上は分からなかった、残念。
トルコ名物延びるアイスクリームにも挑戦したが、味はそれほど良いとは言えない。何だか5リラも取られて、損した感じだ。それならサバサンドをもう一つ食べた方が良かった。