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2013.02.11

 旅行記(トルコ)

トルコの茶畑を訪ねて (16) イスタンブール 夜 恐怖のバスターミナル

夜 恐怖のバスターミナル

そしてシルケジ駅から電車に乗ってみる。たった一駅、トプカプ宮殿の脇を通り、マルマラ海へ出た所で降りる。完全なローカル線だが、この時間は20分に一本走っていたから、通勤線だろうか。海岸を散歩。夕陽が眩しい。




ホテルに戻り、ネットを使う。ホテルのオジサンとは初日に喧嘩したが、その後は色々と親切にしてくれ、最後は『また来いよ』と言われて、抱き合って別れる。何だか結局いい人ばかりだ。




重い荷物を引き摺り、歩き慣れた道を港へ。ハレムカラジュ行きのフェリーは30分に一本だが、9時前に終わるとの話もあり、少し早いが8時半に乗る。夜の海もまた良いものだ。乗客は少ない。

埠頭に着き、バスターミナルへ向かう。Metroという名前のバス会社、相変わらずよく分からないがまだ早いので待つ。9時半集合だったが、9時過ぎにはバスに乗れと言われ、ミニバスで郊外へ。アジア側郊外は初めてだが、マンションが立ち並び、ネオンも見える。




郊外の大型バスターミナルは乗客でごった返していた。電光掲示などは一切なく、ひたすら来るバスの番号と行先を確認しなければならいが、人が多くて、荷物もあるため、大変な作業となる。そして周囲の人は男も女もやたらとタバコを吸う。イライラしているのは分かるけど、健康に悪そう。煙でこちらもイライラ。





10時15分の出発時間になったが、バスは来なかった。これには慌てた。どうしてよいか分からない。ターミナル内にInformationと書かれた場所があったので、チケットを見せて聞いてみるが、英語が出来ない。トルコ語で言われても意味が分からない。ようやく英語が出来る人を探し当てても、待て、の一言。バスはひっきりなしに来るので、番号チェックで心の休まる暇はなく、人はどんどん膨れ上がるので、極度の疲労が襲う。


   

チャイを飲ませるカフェがあったので、バスを気にしながら飲む。しかしチャイを飲めばトイレが気になる。バスにトイレが無い場合、困ったことになるのは明白。一体どうなるのだろう。このままバスが来なかったら?いろいろ考えたが、11時を過ぎると全てが面倒になり、どうにでもなれ、死にはしないだろう、ぐらいの気分になる。すると急に楽になる。人間は本当に不思議なものだ。





バスがやって来たのは何と12時過ぎだった。2時間遅れ、と言ってもこの深夜。ほとほと疲れた。バスに乗り込むと満員だが、座席は比較的広く、快適。早々に寝ようとすると、イケメンの車掌が何とアイスを配りだす。何というサービス。先ずは頂き、チャイも飲む、幸せな気分で寝る。