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2013.02.18

 旅行記(トルコ)

トルコの茶畑を訪ねて (23) アンカラ ウイグル人留学生と会う 

ウイグル人留学生

ホテルはウルス地区の安宿を予約していた。ウルスの地下鉄駅でバスを降りたが、方向が分からない。売店のオジサンに住所を見せると親切に方角を示してくれた。これで安心と思ったが、なかなかホテルに辿り着かない。また通行人のオジサンに聞いてみると、英語は出来ないが、親切に対応してくれた。トルコ人は親切だな、と感じる。ようやく辿り着いたホテルは予想以上に駅から離れていた。かなり下町の雰囲気があり、そこかしこでチャイを飲んでいる。




夕方ホテルにウイグル人留学生、K君が訪ねて来てくれた。彼はトルファン出身、北京で学び、中国大手企業に就職したが、昨年からトルコ政府の奨学金を得て、トルコで学んでいる若者である。先週アンカラの大学院へ転学してきたばかり。それにしてもウイグル人とはいえ、中国人がトルコ政府の奨学金を貰っている所が面白い。勿論漢族中国人は貰えるわけではなく、同じトルコ系ということがポイント。




彼はアンカラは不案内ということで、宿舎で同室のトルコ人学生を連れてやって来た。皆で英語で話そうと思ったが、トルコ人学生はシャイで話したがらず、結局アンカラにも拘らず、K君と普通話で会話した。




トルコには漢族学生は殆どいないこと、ウイグル人も多くはないこと、また中国政府はトルコに興味を持っており、接近を図っているが、上手くいっていないことなど、様々な話が出た。そして彼は「留学が終わったら、中国とトルコを行き来するビジネスがしたい」という。その可能性は大きいと感じた。中国がK君たちをうまく使えるのか、興味深い。因みにトルコ語とウイグル語は70%程度共通であり、言語習得の問題は少ない。また緩いイスラム教ということでも同じで、生活習慣も近い。