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2013.02.19

 旅行記(トルコ)

トルコの茶畑を訪ねて (24) アンカラ クルド人が売るセイロンティ 

9月26日(水)   アンカラ ウルス散歩

翌朝ホテルで朝食を食べた。トルコではどこのホテルでも食事の内容は同じで面白味はない。外へ出ると、朝から皆チャイを飲んでいる。近くを散歩するとハトが沢山いる広場に出た。実にのどかな朝だった。







ある横道に入ると、「セイロンティ」の文字が見えた。トルコのチャイは殆どが国産だが、何故ここでセイロンティを売っているのだろうか。興味本位で長屋風の店を覗くと、おじさんも笑顔で迎える。トルコでは英語があまり通じないと感じていたが、そのおじさんは英語が流暢。




何故セイロンティを売っているのか、驚いたことにここはクルド人居住区だった。クルド人と言えば、イラク北部など広く中東に居住し、国家を持たない最大の民族などと呼ばれている。トルコにも相当数が流れ込んでいるらしい。オスマントルコが消滅した時、彼らの国家も無くなったようだ。




「クルド人は商売人さ、トルコのチャイは国内ようだが、俺たちは国際的なセイロンティの貿易をしているのさ」と説明してくれたが、このお茶誰が買うのだろうか。ティバックのセイロンティを頂きながら、親しくお話を聞いた。ここでクルド人と会うとは、世界はまだまだ広い。

そしてアンカラ城へ行こうとしたが、道を間違え、小高い丘の上に有る博物館へ来てしまった。絨毯や食器など、トルコの伝統的な文物が並んでおり、地味ながら面白かった。途中で中学生が大勢やって来て見学していた。