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2013.03.06

 旅行記(トルコ)

トルコの茶畑を訪ねて (38) イスタンブール ボスポラスクルーズでルメリ・ヒサリを見る

10月1日(月)  ボスポラズクルーズ

朝、散歩に出た。昨日はかなり疲れが溜まっており、今日は一日休日にしようと思っていたが、起きてみると体調が良いので出掛けた。トプカプ宮殿の横の道を海の方へ下り、海沿いを歩いて見る。何となくスルタンアフメット2世のコンスタンチノープル攻略の地を歩いて見たかった。この付近は最後まで破ることが出来なかった場所。相当高い城壁と迫る海、天然の要塞だ。ここを今は電車が通っている。







20分ほど歩くと、フェリーターミナルへ出た。本当に偶然にボスポラズクルーズに乗らないかと声を掛けられた。ふらふらと乗り込む。そして気が付く。このクルーズは片道1時間以上かけて、アナドルカヴァウまで行き、そこで3時間休息し、戻ってくることを。しかし既に船は出てしまった。




ガラタ橋を横に見る。いい天気だ、本当に。風も爽やか、気持ちが良い。大きな客船が停泊している。流石国際港、イスタンブール。スルタンの居城、ドルマバフチェ宮殿。立派だ。アタチュルクはここで亡くなったようだ。オルタキョイ・ジャミイ、白いモスクは海に映えている。第一ボスポラス大橋も潜った。大きい。










そしてとうとうルメリ・ヒサリを見た。ヨーロッパ側の城、対岸にはアジアの城もある。 アナドル・ヒサリ。1452年3月マホメッド2世自らが指揮して建造。3班に分けお互いを競わせ、4か月で完成させた。全長250m、高さ15mの城壁、70mの塔が3つ。大砲で両岸から威嚇した。この城塞がコンスタンチノープルの運命を決定した。私は何故かこの風景だけが見たくて、この船に乗ったのだ。血が騒いだのは何故だろうか。







12時過ぎにアナドルカヴァウに到着した。折り返しの船は午後3時発。皆真っ直ぐに歩き始める。私は後をついて行く。ひたすら坂を上り、そしてレストラン街を抜けると頂上に到達する。そして遠くは黒海まで見える丘の上の立ち、遥かなる時を思う。僅かな城壁を残すのみだが、それはそれで風情がある。







船の乗客は思い思いのレストランに入り、ランチを取る。眺めの良い上のレストランで一人で食べるのは何故か憚られ、下に降りて、魚やイカを食べる。勿論ここは海鮮が売り物だが、観光客向けの食事というのはどこもそれほど美味しくはない。残りの時間を付近の散策にあて、時間を潰す。帰りは来た道を帰るだけで面白味はあまりない。