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2013.03.09

 旅行記(トルコ)

トルコの茶畑を訪ねて (41) イスタンブール ピエール・ロティのチャイハネ

ピエール・ロティのチャイハネ

タクシムから坂を駆け下りた。途中に高級ホテルがあり、サッカースタジアムがあった。海が目の前に見える。そのままガラタ橋までゆっくり歩いて行き、最後のサバサンドを食べた。美味かった。







そして最後に行く場所として選んだエユップ行きのフェリー乗り場を探したが、何故かフェリーは動いていなかった。仕方なく言われたバスに乗ったが、どこで降りてよいか分からない。すると横の若者が流暢な英語で教えてくれた。もし彼がいなければとても降りる場所は分からなかった。バス停付近から見る風景はまるで絵画のようだった。







エユップ・スルタン・ジャーミー、ここはモハメド2世が作ったモスクとして、参拝する信者が多い。きれいな公園になっており、神社の縁日を思わせるお店が出ていて、面白い。そしてロープ―ウエイで上へ。私は高所恐怖症、でもここまで来たら乗らざるを得ない。ここで持っていたコインを掃出し、チケットを買う。やはり怖かった。







上に着くと、金角湾がいい眺めだ。さすがにトルコを愛したフランス人作家、ロティが度々訪れた場所だけある。道なりにテーブルが広がり、チャイを飲みながら景色を眺める人々が大勢いた。チャイは1杯、3リラとリーズナブル。ここで風に吹かれているのはとても良い。イスタンブール観光を締めくくるのに相応しい場所だった。







ロープ―ウエイで降りようとしたが、大勢の人が待っていたので、どこか降りられる場所を探す。そして分かったこと、それはこの小高い丘は墓場だった。眺めの良い墓、それもまた人の人生。その墓の間を歩いて坂を降りていく。




そしてバスに乗って戻り、ホテルでしばし休息。私のフライトは夜中の1時。午後9時のミニバスに乗り、空港へ向かった。このバス、スルタンアフメット地区を回り、観光客を集めてから空港へ行く。まるで最後の観光をしているかのように、夜の闇に我々を連れ回す。その石畳み、やはりトルコはアジアではなかった、としみじみ思う。