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2013.03.30

 旅行記(アジア)

ビエンチャンの歌姫に会いに行く (10) ビエンチャンで迷子になり途方に暮れる

迷子になる

6年前に訪ねたノイの学校。その時は車で連れて行ってもらったので、うっすらとしか記憶がない。バーンタオ氏からもらった住所を頼りに歩く。ホテルで聞いても、主な目印だけを教えられ、後はそこで聞くしかないと言われていた。

厳戒態勢の大通りから一歩入ると、そこは田舎の風景。のんびりと歩いて行き、その辺の店で聞いてみたが、要領を得ない。また別の道を行く。どうしても思い当たる風景に出合わない。約束時間は2時。かなり余裕を持って出たものの、時間はどんどん過ぎていく。流石に焦りが出る。




1軒の店の女性は英語が出来たので話を聞くと「この村は広いのよ。これだけの情報ではとても行き着けない」と電話してくれたが、何とその電話番号は既に使われていなかった。一体どうなっているんだ。最後の手段として、今回日本からの一団を率いているYさんの携帯に電話するも誰も出なかった。これで完全に道は絶たれた。途方に暮れる、とはこのことだ。

やはり最初からタクシーに乗ってくれば良かった、と思っていると、何故か目の前にタクシーがやって来たので乗り込み、また住所を差し出してみる。運転手も携帯でどこかへ問い合わせてくれたが、首を振り、万策尽きる。取り敢えずホテルへ帰って出直すか、と車が動き出した瞬間、携帯が鳴る。Yさんからだった。後は運転手が場所を聞き、連れていってくれた。私が思っていたのとは全く違う場所だった。何と学校の場所は移転していたのだ。やはりご縁のある時は辿り着くものだ。ただ私の行動は無謀過ぎたかもしれない。