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2013.03.31

 旅行記(アジア)

ビエンチャンの歌姫に会いに行く (11) ビエンチャン ノイの学校

ノイの学校

学校はかなり立派になっていた。3階建てで屋上まである。屋上にはステージまであって、そこに集合した。子供達が現在の生活や学校の状況を説明してくれた。驚いたことに多くの子供達がかなり遠くから、しかも通常の学校が終わってから通ってきていた。ノイは言っていた。「どうしても寄宿舎付きの学校が欲しい」、その通りだと思う。障害のある子が遠くからやってくる、その困難さと必要さが痛感された。




ノイを支えているお坊さんたちも話をしてくれた。このような活動は一人ではできない。支えが必要だ。そこにお坊さんがいる、これも今や日本には既にない。羨ましいほどの信頼関係、フレッシュな若いお坊さんたち、いいな。




1階でお坊さんたちの祈祷があり、セレモニーがあった。昨日の緊張感とは打って変わった晴れやかなパフォーマンスだった。やがてみんなで踊り出す。ゲストも誘われ、踊り出す。面白い。




実はここには日本人以外にもノイの支援者として、シンガポール、マレーシアの実業家、タイのボランティア青年なども来ていた。彼女の活動は他の東南アジアの人々にも受け入れられている。特にタイの青年たちは黙々と裏方を務めていた。実にシャイ。好ましい。私はシンガポール、マレーシアの華人たちと中国語で会話していた。彼らも日本人と中国語を話す機会は少ないようで好奇心を持っていた。




そしてお開きに。実はそれまで私はノイに挨拶していなかった。彼女は忙し過ぎたのだ。最後に挨拶すると「ちょっと待って」と言って、私を彼女の車に押し込んだ。日本人支援者達もミニバスで同じ方向へ向かう。車内で彼女は最近の状況を説明し始める。どうしても200人以上が入る新しい学校が必要だ、と力説した。




そして何と新学校建設予定地に案内された。ここはお母さんの土地だという。私財を投げうち、プロジェクトを進めようとしている。そのパワーはすごい。子供達の機能が向上していく喜び、これは何物にも代えがたいようだ。誰か支援してくれる人を探さなければならない。