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2013.04.01

 旅行記(アジア)

ビエンチャンの歌姫に会いに行く (12) ビエンチャン 感動のインタビュー

インタビュー

そして再度学校に戻った。何と子供達にインタビューする機会を与えてくれた。子供たちは口々に言った。「ここに来られて幸せです」と。有名な歌手であり、ラジオのDJ、そしてミスビエンチャンでもある憧れのノイに会うだけでも幸せなのに、自分たちのことを心配し、一緒に歌ったり踊ったりしてくれる。そして自分達に自信がついてくる。昨晩の大舞台も相当緊張したが、楽しかった、嬉しかったという。ノイに対する感謝を口にする彼ら彼女ら。その声には「自分を理解してくれる人がいる」という喜びがあるようだ。







スタッフにも話を聞いてみた。やはり「子供達の成長が実感できる喜び」が大きいようだ。この学校は決して皆に支持されている訳ではない。誤解している人も多いという。そんな逆風の下でも支援できるのは、子供がそれを必要としているからだろう。生まれ落ち時、決して恵まれていなかった子らが、頑張っている姿は素晴らしいとも言う。




こどもの親はどうだろうか。「昨晩の舞台を見て、一家で泣きました。あの引っ込み思案で何もできないと思っていた子が、あんなに大勢の人の前で堂々と大きな声を出していた。信じられない。喜びで胸が張り裂けそうだった」とあるお母さんが言う。そして「生まれた時に障害があると分かると、誰もこの子を理解できなかった。最初はこの学校に連れて来るのも父親は反対した。諦めていたんです。でも・・・、無理して連れて来てよかった」と。




更には「この学校にはとても感謝しているが、自分達には支援するだけの余裕はありません。何とか寄宿舎を作ってくれれば、自分の子供も楽になるし、他の障害児たちの助けになると思います」と支援への期待を話す。

コラム:   http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/item/5327




既に日が沈んでいた。自分は無力だな、と思いながら、ノイの学校を後にした。