2. コロンボへ到着 11月7日(水) スリランカ航空
今回のコロンボ行きでは、当然エアアジアが安いだろと思い、最初にその予約を試みる。ところが10月11日を最後にネット上での予約は出来なくなっていた。バンコックーコロンボ線は今年運行を開始したが、当初は毎日1便であったのが、6月には早くも週3便に減便されており、恐らくは乗客数が伸びずに運休したものと思われる。
次に安いのはどこか、ネットで検索するとスリランカ航空と出た。そして出発と到着が意外といい時間である。特に到着が深夜になるキャセイとタイ航空は出来れば避けたかったので、スリランカにする。更にネットではなく旅行会社経由としたところ、料金がまた安くなり、結局往復2万円ちょっとで行けることとなった。エアアジアに競争力が無い理由が分かった気がする。
午後8時発のコロンボ行きは、マイナーエアラインに有りがちな1時間前が搭乗時間とされていた。普通は行って見ると搭乗は始まっておらず、遅れる人間が無いように早めに設定しているケースが多い。ところが50分前に行って見るとゲート前にはほとんど人影が無い。慌てて乗り込むと既にかなりの席が埋まっており、本当に1時間前に搭乗を開始したことが分かる。そして30分前には殆どの乗客は乗り込み、出発を待ったが、いつになっても出発しない。一体何が原因なのか、さっぱり分からずに定刻を過ぎてしまった。
隣はミャンマーからスリランカに勉強に来ている尼さんで英語も出来たので、スリランカの事情などを聴いている内にようやく出発。機内は広く、LCCとは違ってサービスも悪くない。食事も出るし、飲み物もある。食事はちょっと中華風、デザートはかなりあまいスリランカ風。紅茶は何となくおいしく感じられる。
周囲をよく見るとなぜか中国人が多い。観光客もいるが、どうみても観光には見えない男たちが10数人ほど乗っており、入国カードの書き方などを皆で議論している。恐らく彼らは出稼ぎ者だろう。訛りが強い普通話を使っており、北の人間であることは間違いない。機内には中国人CAも乗っており、普通話の機内放送すらあった。スリランカと中国はそれ程密接な関係にあるのか、ちょっと不思議であった。