(4月1日) 梅窩からDBまで
昨日のDB散歩で目覚めてしまったのか、本日も雨が降っていない、ということで、散歩に出掛けた。今日は梅窩に行って見ようと思い、地図を眺めたが、どうやってDBから行くのかイマイチわからなかった。取り敢えず行って見よう。
いつものフェリーターミナルの更に先、湾の反対側に実は大変小さい船着き場がある。恐らくその辺から歩いて行くのだろうと当たりを付けて歩いていると、後ろから欧米人親子がダッシュで私を抜き去る。何だと前を見ると、渡し船が停まっている。確かあれば梅窩行ではないだろうか、と思うと自然と私もダッシュとなり、船に乗り込んでしまった。すると同時に船は出航した。これは完全に俺を待っていたんだな、と勝手に自分を納得させ、船旅を楽しむ。
この船、小さいが2階建て。客の半分は欧米人の親子、そして飼い犬、といった感じで、観光船のような、ローカル船のような。ちょっとしたお出掛けには最適か。料金は15ドルだが、どうやって払ってよいか分からずまごつく。何とオクトパスカードが使えた。
梅窩は意外に開けていた。ターミナル前のパークンショップがあり、マックもあり、何と普通にタクシーまで走っていて、特に鄙びた風情は無かった。ビーチもそれなりにあるが、大きくはない。私は梅墺には古い民家などが残っていると思い込み、歩き始めたが、なかなか見付からない。畑があり、それなりに民家もあった。旧村と書かれた場所へも行ったが、古民家と呼べるものはなかった。
1時間ちょっと歩くと、ほぼ街と村を歩いてしまったようだ。梅窩は落ち着いたいい街であり、一部の欧米人などが好んで住んでいるのは分かった。まあ、イメージはラマ島と似ている感じだ。
帰りの渡し船は1時45分、まだ少し時間があるなと思っているとビーチ横の看板に「DBへ」の表示が見えた。そうか海沿いに行けばはやりDBへ歩いて行けるんだ、と思い、そのまま歩き出す。ビーチを終わるとそこから急な坂となり、一気にハイキング気分となる。
恐らくは途中で道を間違えたのだろう。その急な坂を上ったあたりから、行き止まりになり、また犬にほえられて進路を遮られたりと、なかなか進めなくなっていた。これはおかしいと思ったが、元に戻るのも難しい。結果相当厳しい山道を分け入るように上る羽目になる。既に息は荒くなり、喘ぐようになる。何とか1つの山を越えたが、またもう一つ山が来た。その度に大幅に迂回した山道を行く。そして何とお墓まで出てきた。
そこを過ぎると、物凄く急な坂道を上る。普通に行って足が滑るほど。草を踏みしめ何とか上がる。向こうにはDBのゴルフ場のコースが見えた。あそこで何回OBしただろうか。でも助かったと思った。しかも何とそこにはベビーカーまで持ち込んだ欧米人がいて驚く。彼らから道を教わり、後はひたすら下りを行く。
自転車で分けって来る人、老夫婦でゆっくり上って来る人、犬の散歩という感じの人など、実に様々な人が登って来た。下るのは私のほか数人だけ。修道院が見えてきた。こんな所にあったのか、でもこれで直ぐにDBだと思ったのは間違いだった。そこからも延々と下り、ようやくDBの隣の湾に出た。こちらの方が鄙びていて風情があった。
最終的に2時間掛かって家に帰った。時間的にはたいしたことはなかったが、その疲労度たるや尋常ではなかった。もう少しハイキングを楽しめるような体力をつける必要がありそうだ。