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2013.04.07

 旅行記(スリランカ)

スリランカ お坊さんと行く紅茶畑の旅(3) コロンボ郊外の豪華な家でマックを食う

空港で

出発は遅れたが、定刻にコロンボの空港に着いた。空港は大きくはないが綺麗であった。これも日本のODAだろうか。例の中国人達は入国カウンターには進まず、別の場所へ行く。どうやらビザの申請らしい。アライバルビザも可能であった。なんだ。




入国審査は簡単でビザ認可のコピーを提示しなくても、名前で分かるらしく、直ぐにビザのシールをパスポートに張ってくれた。これは早い。そして預けた荷物を待つ。直ぐにテーブルが回り始めたが、荷物が多過ぎるのか、なかなか自分の荷物が出て来ない。バンコックの空港で手荷物は1つだけと言われて、素直に従ったのが恨めしい。他に乗客は2-3個平気で持ち込んでいたのに。

乗客の中のインド人と思われる人間が非常に横柄な態度でポーターを使って荷物を探している。どうもこういうことに慣れていない日本人は反感を持ってしまうが、使われるスリランカ人も習慣なのか、平気な顔をしている。だが荷物は見付からず、何と別の空港へ行ってしまったらしい。私の荷物もまさか同じように、と思い始めた頃、ようやく出て来てホッとした。

荷物検査もなく、直ぐに外へ出る。先ずは両替をする。そして迎えが待つ場所へ出てみた。今回はお坊さんが来てくれているので、直ぐに分かると思っていた。そして一番前にお坊さんが立っていたので、そこの前へ行ってみたが、立派なお坊さんは全く無反応であった。人違いかと思い、更に探したが、見当たらない。と思うと、さっきのお坊さんが背後に立ち、私の名を呼んだ。恐らく彼は私が日本人に見えなかったに違いない。私もそのお坊さん、スマがもっと若いと勝手に想像していた。




知り合いの豪華な家

私を車に乗せたスマはコロンボ市内とは反対の方角へ進んだ。時間は既に夜の11時。車はあまり走っておらず、道も明るくはないが、意外とスムーズ。車はある村に入り、大きな門の前で止まる。スマの知り合いの家だと聞いたが、相当大きな家だった。

中へ入ると、2階建てリビングにはソファーセットが2つあり、2階にもリビングに相当する場所があり、ソファーセットがあった。部屋はいくつあるのだろう。日本なら豪邸だろう。だがこの家、まだ人は住んでいない。今晩は運転手を含めて3人が泊まる。




スマが言う。この家には何もないので、簡単な食事を買ってきておいたと。スリランカのレストランはコロンボの繁華街以外は8時頃には閉まってしまうのだという。ダイニングテーブルの上を見て少し驚く。何とマックの袋が置いてあった。スリランカにマック、そしてお坊さんとマック。何となくそぐわない感じだが、スマに寄ればマックは以前からあるという。紅茶のティバッグを淹れながら、冷えたチキンバーガーを食べる。何となく可笑しみがある。しかし考えてみれば偉いお坊さんの手を煩わせる、有難い話である。




夜も遅いので早々に寝る。私が宛がわれた2階の部屋は大きかったが、何とドアがキチンと閉まらなかった。特に問題はないし、何となく暑いのでそのまま寝ようとしたが、蚊が何匹もいるようで、耳元で煩い。煩いだけでなく刺してくるので始末が悪い。寝るどころではなかった。3時間ほど格闘し、疲れ果てて浅い眠りに入った。