雨の夜 元気な女性と会話する
ヌワラエリヤの街を散策しようと支度していると急に物凄い雨が降り出す。スコールと呼んでよい雨だが、いつになっても止まない。仕方なくWifiがあると聞いたので、ネットを繋ごうとしたが、失敗。ロビーで理由を聞こうとした矢先、突然欧米人女性が凄い勢いでやって来て、スタッフにまくし立てている。聞いてみると私と同じ理由でネットが繋がらずに困っており、その理由を説明していたが、スタッフが理解できなかったらしい。確かに最近普及し始めたWifi、田舎では繋がらないことも多いだろうし、そのシステム自体が理解できないだろう。
結局スタッフはプロバイダーに電話、その電話を彼女に渡し、彼女が英語でまたまくしたてる。だが、やはり繋がらない。雨のせいだ、ということで終わる。彼女も諦めて部屋へ戻る。それから3時間、雨は止まなかった。Wifiは繋がらなかったが、ホテル専用のPCでメールチェックだけは出来た。更にFacebookへ入ると、不正アクセスの恐れありとばかり、行き成り知り合いの顔が5人も出て来て、誰だか当てろ、という。これには驚いたが、それほどに不正アクセスが多いのだろう。最近はアポの申し込みなどをFacebookでして来る人がいて困る。このようにネットが繋がり難いと回答も出来ないし、中国では通じない。
仕方なくホテルで夕食を頼む。中華料理もできると書いてあったのでチャーハンでも注文しようかと思うと、スタッフが「カレー付きが良い」と勧める。彼は韓国のインチョンにある大宇で6年、IT関連で働いた経験があるという。スリランカの中華は本場とは違うと知っていて、助言したようだ。従う。
だがこのチキンカレーのチキンは冷たかった。チャーハンはやはり中国とは違った。何だか一人で食べていると空しくなった。そこへあの女性が入って来てビールを飲み始める。聞けば何とポーランド人。スイスのチューリヒで働いているとか。毎年2回ほど、1回1-2週間、一人で各地を回っている。今回も一人で来て車と運転手を一週間チャーターしているとか。
コロンボではネットアクセスは問題なかったという。茶畑はケニアがお勧めという。彼氏とスカイプしたいが、ネット状況が悪く、プライバシーも保てないとまくし立てる。何とも元気な女性だ。雨の日はこんな女性との会話も悪くない。