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2013.04.24

 旅行記(スリランカ)

スリランカ お坊さんと行く紅茶畑の旅(20) キャンディ 茶畑の中を散歩すると

11月12日(月)  朝の茶畑散歩

前夜はかなり激しい雨が降った。気温も予想以上に下がり、肌寒い感じがした。だが、朝若い坊さんたちの元気な声で目覚めると、いい天気になっていた。6時半にはローティの朝食を食べた。紅茶に合う食べ物だ。散歩に出た。学校の所をキャンディに行く方向と反対に下ってみた。特に意味もなく歩く。すると直ぐに道の脇に茶畑が出現した。そして釣られるように脇道に入ると高い方も低い方も一面茶畑となった。朝日を浴びていい感じだ。




茶樹の垣根があったので沿って降りていくと、そこは民家だった。お婆さんが供え物だろうか、白い花を摘んでいた。この雰囲気が実にいい。言葉は全く通じなかったが、笑顔で挨拶した。




それからずーっと歩いて見た。30分も歩くと、Lily Valley Estateと書かれた看板が見える。横に小さな小さな郵便局があり、聞いてみると「茶工場はない」とのこと。仕方なく引き返す。すると後ろから五羊ホンダのバイクに乗ったオジサンが話し掛けて来た。「茶工場は30年前に無くなった。ここは数十エーカーの小さな茶畑。立ち行かなくなり、茶葉は8㎞先の工場へ運んで茶を作っている」と説明してくれた。スリランカ人の英語は実に分かり易い。同じことをインドで言われても恐らく分からないだろう。




そして驚いたことには彼、サラは私が世話になっているスマの寺、モラゴダの檀家。母親は寺の長老と兄弟だというから、長老の甥にあたる。ちょっと話していると色々と繋がるので田舎は面白い。




また歩いているとトゥクトゥクが通り過ぎる。この道は狭いがバスも通っている。スリランカのバスは実に発達していると感心する。トゥクトゥクから顔を出した若者が手招きした。乗れという。何となくその行為が好ましくて乗り込む。奥さんと可愛い小さな娘さんが乗っていた。分かれ道の所で降ろしてくれ、バスに乗るならこっちだと教えてくれた。何とも親切な人々で一度でここが好きになる。