キャンディティー工場
9時半に寺を出て、先日行けなかったキャンディの茶博物館を目指す。どこへ行っても茶の歴史なら博物館へ行け、と言われるので、どうしても行きたかったのだ。ところが1時間掛けてようやくたどり着くと、雰囲気がおかしい。誰もいない。「Monday Close」無情にもまた拒否されてしまった。しかも明日も祝日で休みだという。果たして最終的に行けるのだろうか。
次の目的地は茶工場。既にいくつも工場を訪ねているが、キャンディは初めてなので、出掛けてみる。キャンディ市内からコロンボの方向へ15㎞ほど行ったところに、Geragama茶園の工場はあった。1903年創立と書かれた看板が誇らしげだ。
正面入り口から上へ上がると、ティールームと販売所があった。「茶工場の見学は必要ないので、歴史だけ教えて欲しい」と願い出ると、担当の女性は話し始めたが、工場見学者が待っていると言って、出て行ってしまった。その合間にお茶が振舞われたが、少し渋みが感じられたが飲み易いキャンディティーだった。
ジェームス・テーラーの顔写真が飾られていた。立派なひげを生やした紳士は1865年にここキャンディのLoolekandura Estateの29エーカーの土地に茶樹を植えたとある。「セイロン茶の父」とも書かれていた。イギリス人によって1903年に創立されたこの工場でも当然テーラーが植えた茶樹の葉が使われているという。だがそれ以上の情報は得られなかった。
ランチ
昼時となり、キャンディ市内へ戻る。ところがかなりの渋滞に遭遇。道が狭いこともあるが、スリランカでは地方都市と言えども車が急速に増加している。ようやく市内へ着くと、今度は駐車場探し。駐車場の建物には入ったが、スペースがなかなか見付からない。車社会への対応に迫られている様子がよく分かった。
ランチはこぎれいなレストランへ入る。何となくインドと似た雰囲気がした。マネージャーが席を振り分け、テーブルごとに担当のボーイがいる。プライドだけ高そうな人々が働いているように見えて、リラックスできない。チャウメンを頼んでみたが、それほど美味しくはなかった。欧米人観光客が数組居たのを見て、きれいなだけのレストランとの印象を持つ。
その後、ネットカフェへ向かう。先日満員で入れなかったので念の為、試してみたくなった。今日は何とか席が確保できた。ネットスピードは結構速く、スムーズだった。10分20ルピー。Facebookにもすぐに繋がった。
バスやトゥクトゥクが交錯する道を歩いて、駐車場に戻る。午後2時過ぎには車の数が結構減っていた。ランチタイムが特に混んでいることが分かる。