お知らせ

>>お知らせ一覧

Myカテゴリ
コラム (88)
ブログ(タイ) (74)
ブログ(香港) (43)
プロフィール (1)
寺子屋チャイナ(ビジネス) (9)
寺子屋チャイナ(学生) (6)
旅行記(アジア) (293)
旅行記(インド) (138)
旅行記(スリランカ) (39)
旅行記(トルコ) (41)
旅行記(ベトナム) (61)
旅行記(中国) (189)
旅行記(台湾) (43)
旅行記(日本) (48)
茶話会 (9)
読書感想文 (2)
講演会 (21)

2013.05.08

 旅行記(スリランカ)

スリランカ お坊さんと行く紅茶畑の旅(32) コロンボ 紅茶局で歴史と出合う 

11月16日(金)   10.コロンボ    Tea Board

翌朝はいつもの通り、パンを焼いて食べる。ゆで卵が付いた。昨晩遅くまでテレビを見ていた運転手は寝坊。スマは彼らを本当に自由にしている。基本的に若手のお坊さんもそうだが、「不必要に規則で縛らない」として、放任している。それをスマは「自分が彼らの側に居ることが大切」という言い方をする。確かに口では「あなたの味方だ」と言っても、本当に相手の立場に立っている人は少ない。どこで線を引くかかなり難しいと思うが、その点、スマは凄い。

8時にコロンボに向けて出発。スマの大学のスタッフも同乗。コーヒーを飲むかと質問すると「スリランカではコーヒーは薬でした。レモンを入れて飲みます」というではないか。レモンを入れて飲むのが紅茶ではなくコーヒー。初めて聞いた。コーヒーと言えばネスカフェのようだが、タイのようなめちゃくちゃ甘い缶コーヒーなどはまだ出ていない。

朝のコロンボは渋滞だ。市内に入る前から混んでいる。途中、ここが国会議事堂、と言われる。そう、スリランカはブラジルやオーストラリアのように政治行政機能が分離されており、コーティと呼ばれるコロンボ郊外が国の首都となっている。コロンボはスリランカ最大の都市、と呼ばれる。




ようやくスマの大学の関係機関に到着。ここもまだ市内中心ではない。私はここから歩いて市内を目指す。横は海軍の施設、その先を行くとHSBCなどの看板が目に入り、ゴールロードへ到達。ここから少し北へ歩いて行くとTea Boardがある。観光客にとってはお土産に紅茶を買う場所である。スリランカ各地の紅茶が売られており、特に買いやすいようにパッケージされていたり、5大産地の茶を1つずつ入れた箱が売られていたりする。
   






 

売り場の女性に紅茶の歴史の本はないか、と聞いてみると、それなら図書室へ行け、と言う。売り場の裏手がオフィスになっており、更にその後ろには実験室がある。ここでも紅茶の研究開発が行われているようだ。その上の階にひっそりと図書室があった。意外とあっさりと部外者でも入ることが出来る。マネージャーに来意を告げると親切にも関係の本を取り出してくれた。ようやく歴史の本に巡り合えた。そして実に貴重な内容がそこには書かれていた。2時間以上、そこで調べ物をして、退散した。




コラム⇒ http://www.yyisland.com/yy/terakoyachina/item/5534