ゴールロードを彷徨う
あまりに高級ホテルが並び、南側には首相官邸、アメリカ大使館などもあり、食事をするところが無い。飲み物を買う所すら見つからない。これは失敗だったかと思う。仕方なく、両替に行く。スリランカの両替レートは銀行によりかなりの差があるので、良く選ばないといけない。今回はセイラン銀行へ行ったが、対応は悪くなかった。ただ3回の両替で分かったことはセイロン銀行が手数料も安く、結果的にレートが一番良いということ。
さらに北上すると、ゴールフェイスホテルの前に、突然ゴールフェイスグリーンと言う広場が広がっている。インド洋が目の前だ。ここに観光客向けのスタンドが並び、飲み物が買える。普通の店の10%増し程度だから良心的か。それでも冷たい飲み物を置いている所と置いていない所がある。何とか冷たいスプライトを探し出し、口に含むと本当に爽快だった。それにしても最近水分を抑えて来たな、と感じる。
夜はゴールロードを南へ行って見るが、どうしても美味そうな店がない。思い余って、やけくそで、シナモングランドホテルに向かう。するとホテルの横にショッピングモールがあった。中を覗いていると地下に何とフードコートがあった。10軒ほどの店が並んでおり、食欲が涌いてきた。
食べたいと思って立ち止まった所、そこは何とタイ料理屋だった。そこのチキンチャーハンにのっていた野菜炒め、懐かしかった。バンコックから来て態々コロンボでタイ料理。それが今の私かもしれない。おじさんは中華系に見える。流暢な英語を話し、新入りかと思われるスリランカの若者に一生懸命何かを伝えている。その若者の姿と自分の息子たちがだぶる。