最後の晩餐
午後は少しホテルで休息。インド洋を眺めて過ごす。暑さが感じられるが、エアコンもあるので快適。そして夕方、再び歩き出す。ここ数日の体調を考えて、いい物を食べようと思う。昨日も通ったクリケットクラブを目指したが、どうもこういう場所は敷居が高い。すると向かいにオシャレなカフェがあった。ギャラリーと書かれていたので入って行くと、伝統家屋を改造した立派なレストランだった。
渡り廊下に絵画が掛かり、骨董品が置かれている。相当に暗いシックな作りで、ヨーロッパの雰囲気が醸し出される。うーん、こんなスリランカもあるのか。思わず、カフェに座り、アイスティーを飲む。広い中にはテーブルが配置されているが、食事をしない人はバーコーナーに座るらしい。
折角なので少し早いがクラブサンドイッチを注文してみる。ここのマヨネーズ?の使い方が絶妙でパンも美味い。あるところにはあるんだな、美味い物が。2時間近く座ってまったりしていたが、お客は殆ど来なかった。まだヨーロッパ人のディナータイムにはかなり早い時間だったのだろうか。
それにしてもスリランカ滞在の前半はお坊さんとの修行の旅、最後のコロンボは少し贅沢な旅。うーん、もう少し修行を重ねる必要がありそうだ。
夜な夜なパーティーが
このホテル、WIFIはロビーでしか使えないため、毎日毎晩ロビーのソファーに座り、PCを眺めていた。すると初日、夜8時を過ぎるとソファーが満席になった。地元スリランカの人々がキチンと正装して、座っていたのだ。何だこれは?その日はどこかの会社のパーティーが開かれていた。
次の夜もまたタキシードを着た男性、ドレスの女性が集まって来た。お金持ちのパーティーがあるらしい。確かに1階の奥にはボールルームがあり、かなりの人が入れるようになっていた。それにしても現時点でそれ程豊かではないスリランカで2日も続けてタキシード姿を見るとは。子供達もおしゃれしているので驚く。
そして今日、紳士淑女がまたやって来た。今回は結婚披露宴。新郎新婦が入場していく横で、私はPCを眺めていた。違和感、ありあり。しかしこう言ってはなんだが、このホテルは外観もそれほど美しくなく、部屋がきれいなわけでもない。それでも紳士淑女が夜な夜な集まるということは、ロケーションが抜群なうえ、料金的にもそれほど高くない、穴場なのだろう。
常に突然始まるので写真を撮ることが出来ずに残念だったが、実に面白い物を見せてもらった。これからはどこのホテルでもロビーでWIFI使うのが良いかもしれない。