11月20日(火) さらばスリランカ
とうとう2週間のスリランカ滞在期限がやって来た。うーん、長かったような短かったような。午前9時にスマが迎えに来てくれる予定であり、4泊したこのホテルをチェックアウトした。フロントのおばさんともすっかり仲良し、名残を惜しんだ。ところが9時になってもスマは来ない。まさか何か間違いがあったかと電話してみると渋滞に巻き込まれているらしい。車はようやく9時半に到着。コロンボも渋滞がどんどんひどくなっている。そしてここから空港まで24㎞、どのくらいの時間で到着できるか全く読めないという。
フライトは12時35分でだいぶ余裕を持っているが予断を許さない、と緊張する。ところが・・、何と渋滞は全くなくスムーズに進み、10時半には空港に着いてしまった。スマに最後の別れの言葉をと思っている内に着いてしまい、しかも車が長く駐車できないということで、何も言えないで、ただ握手を交わして別れてしまった。車が遠ざかるのを見て、後悔したが、後の祭り。
空港でのチェックインはスムーズだったが、何だか出発時間が違っていた。あれ、1時間ぐらいデレーしたらしい。周囲で戸惑っている人々がいた。中国労働者の人々だった。英語も現地語も分からない、訳が分からない彼らに「1時間遅れだよ」と中国語で言うと、安どした様子。それからネットが繋がるというカフェでパンケーキなど食べながら待つ。ネットのスピードは遅く、多くの人が使うと繋がらない。これが今のスリランカの現状だろう。
そしてフライトはそれ以上遅れることはなく、スリランカの大地を離れた。何とも不思議な2週間の旅だった。
完