(4) 次男がやって来た
夕方エンポリアムという場所へ買い物に行った。私とA師は買い物に興味がないのでコーヒーショップで仏教、ヒンズー教談義。その間、タイ人女性が2時間に渡り、スカーフやテーブルクロスなどと格闘し、相当の戦利品を収め、7時の閉店まで頑張っていた。
腹が減ったのでYWCAで簡単に食事を済ませる。今回の旅にはタイ人の他、インドのプネーからラトゥールさん一家も参加していた。彼は私が初めてインドへ行った3年前に案内してくれた人でその後も親交がある。3年前に彼の自宅で会った奥さんとお嬢さんとも再会した。
ラトゥールさんは空港に日本から来る供養の旅一行を出迎えに行く。基本的には昨年亡くなったS氏の親戚及び友人達だが、その一行に我が次男も加わり、初めてインドの地を踏んだ。一行は良いホテルに泊まり、ラトゥールさんが次男を連れてYWCAに来てくれた。そしてこの日から次男との旅が始まった。彼は一体どんな体験をし、どのように感じるのだろうか。興味深い。
先ず試練は東京から来たのに、こちらの方が寒いこと。ヒーターは音ばかり大きく、部屋全体を暖めることはない。我々は寝袋を持参しており、毛布の上から寝袋を掛けて寝る。シャワーは怖くて浴びられない。ニュースではインドに大寒波が来ているという。明日はどうなるのか分からない、それがインドさ。