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2013.06.02

 旅行記(インド)

デリー・リシュケシュ サバイバル (16) アグラ アグラ城にて思う

(3) アグラ城

タージマハールを後にして、そのままアグラ城へ向かう。この城はヤムナー対岸にあり、タージマハールから見ることも出来た。タージもアグラ城も世界遺産に登録されている。ムガル帝国第3代アクバルによって建造され、5代シャージャハン時代に白い大理石を使った宮殿が作られた。ところが彼は3男によってここに幽閉され、8年間、亡き妃の為に建てたタージマハールを眺めながら外へ出ることが出来ないまま息を引き取ったという。




そう言われてみれば、何となく物悲し雰囲気があるような気がする。いや、それはシャージャハンのことだけではなく、その後ムガル帝国、インドの歩んだ苦難が反映されているのかもしれない。外側の城壁は赤砂岩でできており赤っぽい。ヤムナー河に2.5㎞に渡り面していると言われ、その規模は壮大。強大な帝国の城、という武骨なイメージが強い。ところが中へ入ると白を基調とした優美な宮殿が続く。そのコントラストが面白い。




城内はかなり広く、日差しも強くなり、歩いていると結構疲れる。モスクに入ると一部は入室禁止。河に面した場所からタージマハールを眺めると、風情が感じられる。城内の一部は後世の反乱などで破壊されており、ムガル帝国のデリー遷都後の衰退の様子が見て取れる。







ここもタージも観光客が多い。特にインド人観光客が増加しているらしい。最近の中産階級の勃興により、国内旅行は花盛りになって来ている。ヒンズー教徒もイスラム教徒も区別なく訪れる。インドの多様性も見えてくる。