(4) ランチと買い物
2つの見学を終え、食事に向かう。レストランは運転手が紹介する。何となく観光地で運転手が紹介すると聞くと、店側とつるんでいるようだが、この運転手はそういうことはないらしい。今回の店もきれいでなかなか良かった。ただ皆そろそろ食欲がなくなっている。インドの料理に飽きてきている。確かにいい料理が出ても、毎回食べるのは辛い。チャイを飲めばそれでよい。
今日宿泊するホテルにチェックインした。ネットで予約していのだが、「予約が無い」などと言い、なかなか進まなかった。部屋は一応綺麗であったが、観光地料金で水準以上に高い。ネットはロビーで辛うじて繋がる。外国人も多く使うホテルなのに、そのあたりの整備が遅れている。
アグラの街に買い物に出た。土産物屋の前に行くと運転手が「この店のオーナーは日本人だ」という。こんな所で日本人が店を開いているのか?と興味を持つと、出てきたオーナーはインド人。聞けば奥さんが日本人で、何と東京の我が家の直ぐ近くでインド雑貨の店をやっているという。
そうなると私は買い物そっちのけで彼と話し込む。彼も奥さんとの馴れ初めから、色々と話し出す。Google Earthで東京の店を見たりする。その間、他のメンバーはお土産を物色。通訳は次男が担当。インド人相手に何とか値切り交渉などしている。その内次男が何故か興奮して服を買いだした。買い物は人を躁状態にするのだろう。
皆さん、それぞれ頼まれ物などがあり、それから何軒もの店を見て歩くがなかなかピッタリくるものが無い。お土産、それは旅の一部だけれど、探して歩くのは本当に大変だ。とうとう夕方まで街を歩く。日が暮れてホテルに戻ると、ロビーでダンスが披露されていた。まさに観光客向け、サービス。私はこういうのに慣れていないと改めて知る。