1月11日(金) (5)朝から停電
朝5時半に起床したが、何と部屋の電気は全く点かない。フロントに電話しようと思ったが、結局時間が掛かると思い、部屋のドアを開けて、通路の明かりを頼りに荷造り、トイレをした。最近はこんなことにも慣れてきた自分が少し怖い。
6時前にロビーへ行くと、チェックアウトで色々と揉め事が。2部屋の支払いをキャッシュカードと現金で1部屋ずつ行おうとしたが、ダメだと言われる。我々は「朝食付き」の部屋を取り、昨日朝食券を貰ったにも関わらず、朝食を食べるには一人250rpの追加が必要と言われる。そういわれると「朝から電気さえついていない、一体このホテルは何だ」と言ってしまう。フロントは困ってマネージャーに了解を取り、我々の朝食を無料としたが、既に食べる気はなかった。このホテル、比較的きれいなのだが、サービスという面では何とも言い難い。決して悪気がある訳ではないが、サービスシステムが整っていないということだ。
6時半に出発。昨日来た無人の高速をひたすら戻る。途中タージマハールが朝もやの中に浮かぶ幻想的な光景を車内から見る。また朝日が昇り、爽やかな一日が始まろうとしていた。田舎の畑の中に、何故か鹿がいたり、レンガ工場の大きな古びた煙突が何本も見えたりした。この風景、なかなか良い。3時間ほどでデリー郊外まで戻る。
デリー郊外、ノイダで高速を降りたが、そこからは大渋滞だった。デリーの渋滞は年々深刻とは聞いていたが、実際体験するとその厳しさが分かる。金曜日の朝10時に車が動かない。動かないので、車の車種を見る。マルチスズキは相変わらず多いが、現代もかなり見られる。ホンダやトヨタは多いとは言えない。タタも少し。現代がシェアを伸ばしているような印象があるがどうだろうか。