(2)ホテルはどこ
ようやく買い物が終了し、ホテルに戻る人、空港に向かう人などに分かれた。我々は今日から皆さんと離れて新たに予約したホテルに向かった、のだが。ネットできちんと予約を入れていたが、何とその地図が間違っており、運転手が幾度も道を聞き、迷い、そして思いもよらない場所に連れて行かれた。地下鉄の近くにしたつもりだったのだが、何と歩いて3㎞の道のり。幹線道路は走っているが、周囲は住宅街でレストランや店すら見当たらない。しかも隣は改修工事中で砂埃が舞い上がる。
しかしフロントの女性は実に気さくで雰囲気は良かった。ファシリティが充実している訳ではなかったが、居心地は悪くない。ネットも何とか繋がった。部屋に荷物を運びこむと、次男がベッドに倒れ込んだ。これまでの緊張と疲労が一気に出たらしい。完全に寝込んでしまった。
夜はリシュケシュで一端別れたラトゥールさんと合流して食事をする。彼は家族を先に返して、日本から来た人々の空港への送りなどを担当していた。いつも律儀な人だ。同窓生Sさんと3人、リキシャでデリーのアメリカ村とも呼ばれるサケットへ向かう。次男は完全にダウンしており、ホテルにおいて行く。
サケットはデリーで最もモダン、アメリカナイズされたショッピングモールでその規模もアメリカ並み。驚くほど大きい。ショップはアジアのショッピングモールに入っているような所ばかり。インド的な部分は殆どない。これが現代インド、ということだろう。食事はフードコートで、タンドリーチキンを食べる。何だかんだ言ってもこれが落ち着く。