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2013.06.12

 旅行記(インド)

デリー・リシュケシュサバイバル(23) デリー 一番美味しいのは中華丼

(5)日本食

昼には紹介された日本人Uさんと会う。彼は大学の後輩だが、会うのは初めて。学生時代にインドに留学し、その後もインドと関わっている強者。インドと日本の考え方の違い、日本企業のインドでの活動とその弱点、インド生活の楽しみなどについて、たっぷりと話を聞いた。

 

「インドでビジネスして成功するのは時間が掛かる」「日本的な考えは捨て、インドのビジネスはインド人に任せるべき」「インドで一から日本的ビジネスを追求するほど、日本企業には余裕はないはず」「インドを起点に中東やアフリカを目指す戦略を取るべし」など、成程と思う話満載。

 

食事は初め、こぎれいなイタリアンへ行ったが、日曜日ということでビュッフェしかなく、その値段は一人当たり日本円で5000円を超えていたので驚く。確かに豊富な食べ物、ワインなどの飲み物、そして爽やかな中庭など、見るべきものはあったが、一体誰が来るのだろうか。マネージャーと交渉したが、少し安くなっただけ。早々退散。


 

そして今度は日本食レストランへ。日本人が多く訪れる所ということで行って見たが、確かに普通の和食屋。前日の日本食とはかなり違い、豚生姜焼きやかつ丼があり、インドではない感じ。迷わずかつ丼を所望。ご飯が日本的ではなかったが、十分に食べられる水準。これで日本円1000円程度であれば、良いということか。


 

デリーには本格的な日本レストランが少なく、日本のシェフがいる店も多くない。いても、コストが高いことから、高級となり日本人駐在員は行けず、インド人金持ちの為にインド風に味を変えているらしい。中華は昨晩分かった通り、インド風になっていて、本格中華は街では見掛けないとのこと。


 

Uさん曰く「この店で一番美味いのは中華丼です」。成程、やはりとろみが無いとインド人には受けないのだろうか、いやインド人が作る場合、一番作り易いメニューなのだろうか。次男は中華丼を頼み、ウマいウマいといいながら、あっと言う間に平らげ、ホッとした表情をしていた。インド料理はそれほどまでに厳しかったのか。私は敢えてかつ丼を食べてみた。肉は若干固かったが、許せる味だった。この店は日本人御用達の老舗、ということで、店内は日本人駐在員とその家族で埋まっていた。ここに来たことは良かった。