シンガポールの茶芸館へ行く
その後、ホテル近くに戻る。シンガポールに今や殆どなくなった茶館を訪ねる。元勤め先の後輩S君一家とそこで待ち合わせた。店に行くと店員は普通話で話し掛けて来る。私はやはり日本人には見えないらしい。この店には福建省のお茶を中心に中国茶が沢山置かれているが、お客のメインは観光客。日本人も沢山来るらしい。店は数人のオーナーの共同経営で、中華系だが出身地もバラバラとか。お茶の値段はそこそこに高い。
二階が喫茶スペースになっており、何と靴を脱いで上がる。S家は前回もシンガポールに5年駐在し、今回2回目。前回は夫婦二人きりで余裕があり、S夫人は茶芸を極めていたが、その後(いつの間にか)可愛い女の子が2人もおり、今は育児に追われてお茶をやる暇はないらしい。
お店で人気の黄金桂を飲む。最初にお店の女性がやって来て、日本語で淹れ方を説明していく。彼女は日本への留学経験があり、バイトで日本人が来ると説明しているという。ただ以前と比べて日本人のお客さんは減っているとか。中国や香港に行くのだろうか。この店は最低消費が一人8S$と安くはないが、喫茶店に入っても、スタバでもそれなりにかかるシンガポールではリーズナブルかも。周囲はシンガポール人のカップルや友人同士といったお客が多く、まさに喫茶店のノリになっていた。
その後すぐ近くの餃子屋に移動して夕飯。日本人はどこへ行っても餃子が好きだ。このお店にも日本人が数組来ていた。昔中華は美味しくない、との印象があったが、恐らくはお金持ちが増えた今のシンガポールには、素晴らしい中華もあるだろう。でも料金も素晴らしく高いだろうと容易に想像でき、餃子は何といっても安定感にある食べ物となっている。