2.マニラ 空港で
今回はキャセイに乗って行く。LCCもあったが、空港が街から遠いクラークに着くというので、一応警戒してニノイアキノ空港へ向かう。最近はLCCのお蔭でキャセイも運賃が安くなった。香港の空港で搭乗しようとすると、横でほぼ同時刻にフィリピンエアーの搭乗も始まった。どちらもそうだが、アマさん等出稼ぎ者が多く見られた。機内も満員。香港‐フィリピン間の人の移動は想像以上に多い。
マニラの空港に着くと、午前中ということもあり、入国はスムーズ。バッゲージクレームの所にあるボード、日本語、ハングル、英語、そして中国語で書かれていたが、その字が簡体字ではなく繁体字。そしてイミグレに並んでいた人々も中国大陸人ではなく台湾人が多数いた。中華航空と同時に着いた、というだけのことではなさそうだ。空港で両替を行う。そして携帯のシムカードを買う。他のアジアと何ら変わらない。シムカードは10ドル程度で高くはなかった。
そして初の緊張。タクシーで市内へ向かう。ガイドブックにも沢山書かれていたし、助言にも先ずは空港のタクシーと言われていた。第一関門だ。流しのタクシーに乗らないのはアジアの鉄則だろう。空港で口から出ると向こう側にクーポンタクシーと書かれた乗り場があったが、タクシーは停まっていなかった。これが一番安心なのかと思いながらも、ほかの乗客はイエロータクシーの方に向かったので後をついて行く。
ごくごく普通にタクシーに乗り込む。ホテルの場所を運転手に告げると、「分からない」と英語で言い、紙をまじまじと見る。取り敢えず車を出したのでちょっと警戒。だが空港を出た所で車を停めて、自分の携帯を取り出し、ホテルに電話して場所を確認。その後も陽気に会話する。英語が通じるし、陽気だし、問題は感じられない。勿論平日の午前中、明るい陽射しを浴びていい気分だ。ただ渋滞がひどく、車はなかなか進まない。夜だとちょっと心配だったかもしれない。30分ほどでホテル着。350pで特に料金も問題なし。