マニラ湾散歩
モールを後にして、マニラ湾沿いを歩いて行く。暑いが青空に海が映える。ついつい歩いて近寄る。遠くに荷揚げするクレーンが見える。近くには開発中のビル群が見えてくる。これからどんどん開発が進みそうな雰囲気である。
暑い中、汗をかきながら、そして海風に吹かれながら歩く。ある一角に来ると足が止まる。そこは湾の横にバラック小屋が建つ場所。上半身裸の男たち、はだしの子供達、海で泳ぐ人々、が見える。特に危険はないが、このような場所が日本的には危険と感じられる場所、なのだろう。
更に進むと、船着き場があり、周囲では釣りをする人々がいた。決してきれいとは言えない海水だが、魚は釣れている様だ。湾に浮かぶ小舟と空の雲がよい。欧米人が子供達にカメラを向けている。皆、人懐っこい。でも何故か私は彼ら一人一人にカメラを向ける気にはならない。
ベイエリア、ロハス大通りを歩いて行く。馬車の御者がしきりに声を掛けて来る。観光客目当てなので無視するが意外としつこい。マラテ教会に辿り着く。実にいい形の建物だ。元々は1588年に創建された。現在の建物は18世紀の再建か。この付近も一人で歩いてはいけない、と言われていたが、昼間のせいか、危険な雰囲気はない。夜は飲み屋などが多いようだが。歩き疲れたのでセブンイレブンで休む。コンビニ内で飲み物飲めるし、食べ物食べられるのは良い。
カジノも街中にあった。ただこの辺の雰囲気は確かにあまりよくない。更にどんどん歩いて行くとリサール公園に出た。ここまで既に数キロは歩いている。フィリピン人のみならず、信じられないことだ。この公園の脇で、仕事を求める人と人材を探す人の出会いの場があるように見えた。失業率が高いフィリピン、どんな人材が探されるのだろうか。手に職を持った人が集まっているようだが。