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2013.07.28

 旅行記(中国)

黒茶を訪ねて梧州へ茶旅(6) 開発ラッシュ

開発ラッシュ

あまり長い時間お茶屋で座っていたので、腰が痛くなり散歩に出た。市政府があるこの周辺は梧州の街の中心街であり、オフィスビルとマンションの建設ラッシュとなっていた。特に河沿いは軒並み掘り返されており、タクシーで走ると、その様子がよく分かった。この街にはどう見ても不釣り合いな43階建てのコンプレックスビルまで登場しており、その過熱ぶりが分かる。




『全ては高速鉄道のお蔭だよ』とタクシーの運転手は自嘲気味に話す。広州から南寧までを通す高速鉄道の駅が梧州郊外に出来ることから、ここ数年開発ラッシュに沸いている。もっとも当初の予定では既に開通しているはずだったが、前鉄道部長の逮捕に絡んで、多くの鉄道案件が遅れており、この線に関しても完成は1年以上遅れている。一時1㎡1万元を超えていた不動産価格も、最近は8000-9000元まで値を下げていたが、それでもこの田舎町としてはかなり高い。金融引き締めもバブル崩壊もなんのその、中国の遅れた地方都市は起死回生の一発を狙っている。




タクシーの運転手は東北遼寧省の出身だった。こんな南の方まで何で来たのだろうか。『何となく流れて来たんだ。でもこの辺はいい所だから居着いてしまった。大都会は性に合わないし、東北に帰るにも仕事が無い』。中国は広いが、それにしても故郷を離れている人のなんと多いことか。




夕飯は李さんと牛肉鍋を食べる。単に鍋に牛肉を入れるだけだが、この生姜ペーストのたれが美味しい。梧州は牛の産地なのだろうか。店はこの街で人気のあるところだと言っていたが、なるほどどんどん人が入ってくる。地方都市ほど食事にお金を掛ける比率が高いというが、全くその通りだ。




4月13日(土)  朝飯 でかい粥

翌朝もホテルで朝食。昨日の量の多さに懲りて、お粥だけを持ってきてもらう。ところが、そういうお客もいるのか、お粥のどんぶりが半端なくデカい。これと豆乳で朝から完全に腹一杯。昨日は悪口を言ったこの店だが、いい所もある(変わり身が早い私)。




ホテルに李さんがやって来た。今日は嫌がる李さんを説き伏せ、六堡茶の産地へ向かうことになっていた。車は弟さんが運転。彼も別の店で茶を扱っているという。若干雨模様の中、いざ出発。