2. 厦門 華僑大廈
華僑大廈、この名前ほど懐かしいホテルは中国にはない。1987年、福建省を旅した際、福州、泉州、厦門(http://hkchazhuang.ciao.jp/asia/china/mukashi08guilin.htm)でお世話になったところである。当時ホテルは事前予約もできず、直接行っても直ぐには『部屋がない』などと言われ、交渉に交渉を重ねて泊まる、そんな時代に、この華僑大廈は何のチェックもなく、泊めてくれた。しかも当時留学生だった私は『台湾香港同胞料金』という特殊ルールの恩恵にあずかり、料金も安かったのを覚えている。何とも有難いホテルだった。
今回厦門に来るにあたり、宿泊先として13年前に泊まった鷺江賓館(http://hkchazhuang.ciao.jp/chatotabi/china/teatrip_05.htm) をまず考えたが、料金は当時の3倍にもなっていた。ロケーションが良いうえに、改修もしたようだ。そこで華僑大廈となったわけだが、ここも当然改修されており、きれいになっていた。ネットで予約した料金はそれほど高くなかったのでちょっと不思議だったが、その理由は本館の横に別館が敷設されており、こちらはビジネスホテルという雰囲気だった。それでも従業員の対応はソフトであり、北京などと比べると非常に良かった。ネットはWIFIとケーブルの両方があり、助かった。
ホテルの周囲は完全に変わっており、全くわからなくなっていた。特に政府系の巨大な建物に違和感があった。中山路は歩行者天国になっており、きれいな店が増えていた。中国の発展とはそういうことだ。