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2013.09.09

 旅行記(中国)

鉄観音の故郷を訪ねる(3) 厦門 変化する市内を散歩

散歩

中山路を少し行くと、古めかしい道があった。古城東路、観光客用の道だ。狭い両側には店が並び、特に茶が目立つ。新茶の季節だし、そもそも厦門と言えば鉄観音茶、というイメージはあるのだろう。だが、無造作におぼんやざるに置かれた茶葉を見ていると、何となく違和感がある。妙に青々とした茶葉が並べられている。本当はこんな茶葉なのだろうか?しかも異常に安い。







携帯電話の残金が気になり、足すことにした。その辺の携帯屋に入り、申し出ると店の主人が『日本人か』と聞く。最近最初から日本人かと聞かれることが少なくなり、ちょっと嬉しい。オヤジも『俺は一目でわかったよ』と自慢げだ。何故わかったのだろうか。




この辺りは古い街並みがあったはずだが、徐々に開発が進み、ビルが増えている。お寺もビルに収納されてしまったところがあった。その1階でお婆さん達がお茶を飲んでいた。昔厦門では街の至る所で小さなテーブルが出ていて、3-4人でお茶を飲んでいる光景が見られたが、今や昔となりつつある。







海に近づくと中華城という洋風建築を改修した建物が並ぶ。きれいではあるが、ブランドショップなどが入り、特に厦門らしさはない。厦門は今や中国でも有名な観光地であり、全国から来る人々の落とすお金が重要な収入になっている。中山路はもっときれいに改装され、週末の歩行者天国は人であふれていた。台湾関連のイベントも行われおり、台湾を前面に出した商品販売も盛んに行われていた。




中山路を突き当たるとそこは鷺江賓館。地下道を通り、海側へ行くとコロンス島へ渡るフェリーがある。往復で8元。13年前は1元。そんなものだろう。コロンス島は静かないいところだったが、今はどうだろうか。行ってみたい気もしたが、今回はやめておこう。人が多すぎる。天気はいま一つだが、雲の合間からほんの少し太陽がのぞく。何だか疲れたのでバスに乗ってホテルに帰る。