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2013.09.22

 旅行記(中国)

鉄観音の故郷を歩く(14) フェリーで金門島へ渡る

4. 厦門2   日本留学生夫妻

 

夜、知人から紹介された中国人女性と会う。彼女はご主人と一緒にホテルに現れた。華僑大廈にある日本料理屋へ入る。お客はあまりいない。食べ放題だというので、彼らはどんどん好きな物を頼んだ。元日本留学生なので、日本食は得意だ。ちょっと違うなという味もあったが、意外とおいしかった。腹一杯食べてしまい、ご馳走にもなってしまった。

 

彼らはわざわざ遠くから私に会いに来てくれて、そして色々と貴重な話をしてくれた。日本企業の置かれている状況、中国民営企業の状況など、現場で戦っている人ならではの話ばかりだった。彼らは日本が好きだが、日本には恵まれなかった。

 

その夜は、3日ぶりにネットが繋がり、遅くまでPCの前から離れられなかった。これでは折角の大坪行きが台無しだが、致し方ない現実がある。

 

5月8日(水) フェリーで金門島へ

 

翌日はちょっと冒険してみようと朝食後出掛けた。何と台湾へ行って見ようというのである。これは知り合いの劉さんが『厦門から金門島はフェリーで直ぐだよ』と教えてくれたので、チャレンジしてみようかと思った次第。ただフェリー乗り場さえ分からず出発。


 

 

華僑大廈の近くからバスに乗り、フェリーターミナルへ行って見る。と言ってもいくつもあるようで、どこかは分からない。適当にバスを降り、海の方へ行くと、立派な建物が見えたので、そこで『金門行きはどこ』と聞くと、何とここだ、という。そして『何時のフェリーに乗るのか、11時か』と聞いてくれる。時刻は10時40分。一応国際フェリーだべえ、20分じゃ無理かなと思ったが、切符を受け取る。イミグレも税関もスムーズで、5分後には通過、余裕でフェリーに乗り込んだ。


 

 

フェリーは400人ぐらい乗れそうな船。ちょっと違うが、香港からマカオを行くときの気分。それぐらい手軽に利用できる。厦門や福建省の人、台湾人が乗っていたが、金門に観光に行く、という雰囲気の人はあまりいない。彼らは何のためにこのフェリーを使うのだろうか。などと考えているうちに出発し、小さな島々を見ながら、進んでいく。ウトウトしていたら、金門島が見えてきた。何だかとてものどかな島、に見えた。