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2013.10.04

 旅行記(中国)

鉄観音の故郷を歩く(25)厦門 中国のサービス業は大変だ

ランチ

 

 

11時半にT弟と食事の約束をしていた。ここの最上階には日本食レストランがある。見晴らしもよい。厦門に住む日本人の数はそれほど多くはない。観光客も日本食を食べる機会は少ない。結果としてここも中国人向けに作られている。個室に入ると寛げた。松花堂弁当などを頂いていると、ここが厦門かと思ってしまう。味は日本的、量は中国的、朝ごはんを食べ過ぎてしまい、散歩もしていないので残念ながら残してしまうほど。


 

中国人従業員の教育に話が及ぶ。『日本的なサービスを教えることは本当に難しい。何しろ本人たちが体験したことがないことをやれ、というのだから、いきなりは出来ない』『顧客からのクレーム対応に日中の違いが極端に出る。中国人従業員は日本人が何を、なぜ怒っているのか理解できないことが多い』など。

 

遅れてホテルの営業担当の日本人女性も食事に加わった。彼女は以前T弟と一緒に働いたことがあり、誘われて厦門にやってきた。同じ中国でも、都市によってかなり違うので戸惑うことが多いようだ。厦門は住みやすい場所だが、日本人が好む娯楽は少ないので、少々退屈とか。


 

そんな話をしていると飛行場へ向かう時間がやってきた。そそくさとチェックアウトし、タクシーで空港へ。何と20分で到着。速い。空港でチェックインすると、『あなたの座席予約はない』と言われる。ホテルでWebチェックインしようとしたところ、できなかったのだ、この空港は。乗客が少なく、機体を小さくしたのかもしれない。何とか乗せてもらえることに。

 

搭乗ゲートに並んでいると、係員が私の後ろの中国人男性に『荷物が多すぎるから機内へ持ち込めない。預けろ』とかなり無礼な態度で言う。まるで警官が泥棒に向かうようだ。言われた男性は言い返そうとしたがその剣幕に押され、すごすごと行ってしまった。中国にはまだサービスはないのだ、いやサービスしようとすると、皆がどんどん求めてしまうので歯止めが重要なのかもしれない。いずれにしても、今回の旅では、お金の論理を考え直す機会を得た。