マックスバリューで買い物する中華系観光客
食後、久高合宿に備えて食料の買い出しに行く。駅のすぐ近くにマックスバリューがあったので、そこでクラッカーなどを購入した。夜も9時を過ぎていたが、お客さんがそこそこいた。那覇の人はこんな時間に買い物するんだな、と思っていると、何と聞こえてきたは広東語。香港人の家族が何やら日用品コーナーを漁っている。
と思うと、向こうでは台湾語が。台湾人が洗顔水などを熱心に選んでいた。そして普通話も聞こえてくる。ここは一体どこなんだ、と一瞬目まいが起こりそうになった。そういえば先日会った上海人が社員旅行で沖縄に行ったと言っていたが、どこへ行ったのか、と聞くと『観光地の名前は全然覚えていない。海も印象にない。我々が目指したのはヤマダ電機。あそこで欲しかったデジカメを安く買えたのは嬉しかった』と話してくれた。
彼らアジア人観光客は沖縄の青い海を見に来るのでもなければ、特産品を買いに来るのでもない、安くて品質の良い日本製品を買いに来る場所として沖縄を選んでいるように見えた。
これは日本人のインバウンド関係者が期待していることとはかなり違っているのではないだろうか。その後、勢いで国際通りを歩いて見た。勿論10数年前とはけた違いにきれいになっており、完全な観光スポット、土産物を買う場所となっていたが、こちらは日本人が中心だった。時たま台湾語や韓国語が聞こえてきたが、彼らは眺めているだけで、買ってはいない。何か簡単に食べられるものでもあれば、それを買い食べ歩きしている。日本では食べ歩きと言っても本当に歩きながら食べるのではないかもしれないが、彼らは歩きながら食べられるものを好むのである。アイスクリームやジュースなどは売れていたかな。