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2013.11.03

 旅行記(日本)

初めての北海道(9)函館 朝市で考える

66日(木)

朝市

 

 

函館と言えば朝市、ということで朝市の目の前のホテルに宿泊。昔市場に買い付けに来た人が泊まったのかな、という古い宿で目覚める。ホテルには朝食が付いていたが、何と食券を貰って朝市の中にある食堂に食べに行くシステム。これはなかなか良いサービスだ。

 

7時台の市場にはそれほどの活気はない。もう商売は終わったのかな、と思うほど。私は指定された食堂へ行き、ハラス定食を食べる。朝から相当のボリューム。素晴らしいと言えば素晴らしいのだが、単価を上げるためとも思える。何しろ朝ごはんが1000円するのだから、庶民の料金ではない。観光客用である。それでも美味しく頂く。





 

外へ出るとボチボチ商売が始まっている。ようはここは観光市場なのだ。観光客がやってくるのは8時台。日本人観光客が団体で訪れ、ガイドが連れていく店で皆が説明を聞き、買い物を始める。

 

私はある台湾人家族のグループの後に着いた。これはなかなか面白いフィールドワークだった。台湾人ガイドはまず夕張メロンのコーナーへ案内。切り身のメロンを買わせる。本当に細い切り身は100円。少し幅があるのは250円。彼らは直ぐに250円の物を買い、食べ始める。次にいちご。何故北海道でいちご、と思ってはいけない。彼らは北海道に来ているのだが、日本に来ているのでもある。日本の良い物があれば何でも買うのである。それからホタテ焼き、ジュースなどへ。

http://www.myconcierge.jp/yy/terakoya_china/nikkeiken201310.pdf




 

とうとうカニやエビの所には立ち寄らない。写真を撮るだけだ。確かに鮮魚などを買っても持って帰れない。それよりその場で食べられるものが好まれる。店の人に聞いても『言葉も通じないし、我々は外国人客に対応できない』と関心を示さない。むしろ私が日本人だと分かると一生懸命売り込む。どうしたものだろうか。中にお婆さんが言葉が通じなくても一生懸命売ろうとしていた姿に『今の日本人には必死さが足りない』という台湾人の言葉を思い出す。