第9回目を迎えたバンコック茶会。17名のご参加で始まった。桂花烏龍茶で花の香りをかぐ。そして今日は宇治の煎茶とほうじ茶を飲みながら、何と専門外の日本茶のお話をした。先日宇治で勉強してきたことを話しただけだが、どうだっただろうか。
参加者は全て日本人だが、質問は「番茶って何」「玉露とは」という初歩的なものが多かった。ただ番茶の定義は関東と関西で違うなど、実は簡単ではない。日本茶について、もっと勉強が必要だと痛感した。参加者の中に、煎茶道の流派の家元さんのご親族がいた。今後はこのような人から色々と吸収させて頂きたい。煎茶の世界も奥が深い。
マレーシアのボー・ティーも飲んでみた。キャメロンハイランドは既に観光茶園化していたが、それでもマレーシア全体の半分以上を産出するこの茶園の影響力は大きい。マレーシアが茶葉の輸入国であり、労働者はネパールやバングラから来ている事実は興味深い。
プーアール茶は先日マレーシアの陳さんからもらったミニ沱茶(とうちゃ)を使ってみる。プーアールはちょっと苦手、という人も多いので比較的あっさり目で行ってみた。今回中国茶は茶芸師の資格を持つ西口さんが担当してくれ、大いに助かる。これからもお願いしたい。
毎回好評のきんちゃんの和菓子。今回は京都の抹茶を使ったどら焼きが登場。これはなかなか。きんつばもあり、今回も盛況のうちに幕を閉じる。
9回目ともなると、出すお茶が限られてきて、返って不思議な構成になってしまったが、個人的にはこういうのも面白い。参加者もリピーターが殆どであり、これからも新しいお茶に挑戦していきたい。