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2013.11.17

 旅行記(日本)

バタバタ茶を訪ねて(10)富山市 富山散歩

4.   富山

富山散歩

 

 

Hさんと駅でお別れして、富山行の各停に乗る。もう完全に各停の常連だ。富山駅まで小1時間、何事もなく、過ぎた。富山駅で下車。駅は2015年開業予定の北陸新幹線の工事が行われていた。因みに新幹線が出来ればよい、と勝手に思っていたが、地元の人によれば「現在富山発のサンダーバード大阪行きが、金沢始発になるのでむしろ不便になる」との声があり、驚く。ここは関東より関西に近い場所、ということなのだろうか。


 

駅の近くのビジネスホテルに投宿。まあどこにでもあるビジネスホテル。部屋も狭い。が、驚いたことに、テレビ番組の中に香港のフェニックステレビがある。一体誰が見るのだろうか?中国人がここに泊まって、フェニックステレビを見る、ちょっと面白い。

 

富山の街を散歩してみた。駅前から路面電車が走っている。小雨の降る中、敢えて徒歩で富山城を目指す。今は公園になっているこのお城、中には2代藩主前田正甫の像がある。伝説では、この正甫が江戸城で腹痛を起こした他の大名に反魂丹という薬を渡したところ、たちどころに治り、諸藩より求められたのが、「越中富山の薬売り」の始まりだとか。





 

公園内には茶筅塚など、色々と記念碑があり、雨に濡れてしっとりとした雰囲気が良い。城の堀沿いには遊覧船もあるようだが、今日はお役御免のようだ。1時間ほどぐるっと回ってみたが、富山の街は落ち着きがあり、静けさの中にあった。ある意味、地方都市らしい地方都市、ということだろうか。





 

再会

夜は北京時代にお知り合いになったNさんとYさんと再会した。Nさんはこの4月に富山に転勤になったばかり。Yさんはお隣の高岡市在住になっていたが、わざわざやってきてくれた。富山にお知り合いがいるとは思っていなかったので、喜ばしい出会いであった。

 

食事は富山の海の幸を満喫した。刺身もかき揚げも実に、実に美味かった。先日の札幌でも感じたことだが、日本の地方都市は食に恵まれている。というより、東京などの大都市が恵まれていない、ということだろう。もっと日本を見直す必要がある。


 

富山には韓国人が多く訪れていたが、昨年の竹島問題以降、観光客が激減しているらしい。地理的に近いというだけではなく、日本の良さが感じられる富山は高く評価されていたのではないか。それが政治で翻弄されてしまうのは残念でならない。