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2013.11.21

 旅行記(日本)

バタバタ茶を訪ねて(14)高岡 高岡散歩

高岡散歩

 

 

翌朝はホテルで出された大量の朝食を平らげ、高岡の街に出てみた。ここはこじんまりしていて散歩にはちょうど良い。高岡古城公園に着く。ここは前田家2代藩主利長が隠居した場所。設計はあのキリシタン大名、高山右近とか。右近は信仰を捨てなかったが、前田家に庇護されており、この建築に携わる。その後家康の伴天連追放でマニラに行き、そこで亡くなる。何とも歴史を感じさせる。ただ利長亡き後は廃城となっていたのを明治になって保存された、とある。今は公園となり、高岡の人々のゆったりした生活を感じさせる場所となっている。特にお濠は美しい。





  

 

次に高岡大仏に向かう。一応地図はあったが、歩いて行けば分かるだろうと高を括っていると意外と分からない。着いてみると、街の真ん中にポツンとある。奈良、鎌倉と並ぶ日本三大仏の一つという頭が混乱のもとだった。現在の大仏は20年の歳月をかけて昭和の初めにできたらしい。1980年には11m、後ろに下がった、とあるのが、なんとも微笑ました。大仏の下には展示物があり、薄暗い中に置かれた仏像に迫力があった。


 

それから街歩き。高岡には土蔵造りの旧家が点在していると聞き、訪ねてみる。江戸時代の商家などが残されているが、その繁栄は如何ばかりであったか、今はそれを見ることは難しい。午前中は人の往来も殆ど無く、それはそれでゆったりしていてよいが。


 

駅の反対側へ向かう。曹洞宗瑞龍寺、ここは前田利長公の菩提寺。山門は実に風格があり、国宝にもなっている。江戸初期、利長の転居で街が開かれた高岡。加賀百二十万石を築いた人に相応しい立派な寺である。周囲は高い塀で囲われ、堀もめぐらされている。まるで城のようなのが、面白い。こんなところが駅のすぐ近くにあるのが嬉しい。


 

更に山門の前の道をずーっと東へ歩くと、利長の墓所がある。そこまでふらふら歩いて行って、疲れてしまった。さあ、そろそろ電車に乗ろう。