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2013.11.24

 旅行記(日本)

バタバタ茶を訪ねて(17) 氷見から大阪へ

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氷見から

 

 

翌朝は7時に起き、すぐに朝食に呼ばれる。また一人でテレビを見ながら、和定食をたらふく食べる。どうしても生卵などに手が行き、ご飯を大量に食べることになる。ただ美味しいものは美味しいので、それを押さえるのは体に良くない、と考えて食べる。


 

隣のおじさんは早々に車で帰ってしまい、部屋に一人取り残される。こんな場所でゆっくりしているのだからと原稿など書いてみる。これはなかなか捗る。そして時間を忘れて没頭、気が付くと10時が近づき、慌ててバス停へ。

 

民宿のおかみさんが言う。『お客さん、氷見まで行って電車に乗るより、バスで直接高岡へ行った方がかなり得ですよ』、その意味は市が補助金を出して、高岡までのバス料金を押さえているため、安いということだった。それでもバスは老人を中心にそれほどの乗客もなく、40分ほどで高岡へ戻った。


 

そして大阪行きのサンダーバードに乗る。ゆったりしたシートで快適に過ごす。それにしても車掌が車両に入るのに、いちいち頭を下げるのは、ちょっとやり過ぎではないだろうか。インドでビシッとした制服を着た車掌の毅然とした態度とは正反対の、どこかおどおどして見える対応は、客によい気分を与えるとは思えないのだが。


 

列車は、福井、鯖江、・・など、未知の世界を走っている。いや、未知ではない。20数年前、かみさんと金沢・輪島へ行ったことがある。その帰りに東尋坊、永平寺へ行ったのではなかったか。記憶が定かでない。帰りは米原から新幹線に乗ったように思うから、この線路も走ったのだろう。そう考えると、実は富山も20数年前、金沢までの夜行列車で通過していたことになる。既にかなり長く生きてしまった。忘れることもどんどん多くなっている。


 

京都、新大阪で多くの人が下りた。大阪まで約3時間、確かに富山は関西との結びつきが強い。北陸新幹線により、そこに変化があるのか、ちょっと注目である。