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2013.12.03

 旅行記(中国)

済南を歩く(6)済南 中国人上司とは

中国人上司

 

 

帰りは夕方の帰宅ラッシュにぶつかり、タクシーは捕まらず、バスでホテルに戻る。ホテルからまた出て、夕暮れの街を歩く。そこは昔の路地を観光化したような場所。狭いスペースにたこ焼き屋や寿司屋などの屋台が出ており、大勢の人で賑わっている。でもなんで、寿司。勿論て巻き寿司や海苔巻だが、済南の人々はかなり好きなようで、何軒もあった。





 

そして夜はOさんの上司と部下と一緒に食事をした。その場所は香港系企業が開発した大きなショッピングモールの中。ユニクロとMUJIもしっかりと店舗を構えていた。魚を丸ごと煮た料理が登場。皆で思いっきり食べる。





 

普段は上海に居るOさんの上司は、何くれとなく話し掛け、巧みに部下である中国人の愚痴や疑問をかぎ分けて、誉めたり宥めたり。中国の上司の仕事は部下と仲良くして仕事を進めること。日本とはかなり違う。

 

また彼は日本に関しても相当に詳しく、日本企業とも多くの取引をしてきていた。『中国人は元々日本を知らない人が多いが、日本人でも中国を知らない人が増えている』と嘆く。そして『日本人は何でも謝り過ぎ。あれでは中国に対して過去を謝罪した、と言っても誰も信じない。日系企業に勤める中国人は自分の上司が毎日10回以上、電話に向かって「すみません」と言っているのを聞いているのだから』なるほど、全くだ。

 

食事を終えると彼らはカラオケに向かった。上司はきっとカラオケでも部下の愚痴を聞くのだろう。それが重要だ。それが上司の仕事だ。勿論部下も上司との関係を重視して、食事にも付き合う。昔は日本もこうだったのではないか。日本のシステムは確実に崩れている。