引き籠り生活を終了したが、どうやら体力が弱っているらしい。それに出不精、怠け癖まで付いてしまった。ちょっと近所を散策しようと思っていると、DACOというフリーペーパーにちょうど『クイッティアオ(タイの麺)』特集があり、その中に近所の店が紹介されていたので、行って見ることに。近所とはいっても、歩けば30分以上かかる距離。これまではそこまで歩いて行けたのだが、どうも調子が出ない。仕方なくスクンビットでバスに乗る。と言っても時々走っている無料バス、そして5分程度で降りる。これは歩くのが嫌いなタイ人方式かな。
BTSバンチャック駅のすぐ脇にその店はあった。入口の看板には漢字で『丁大財発』と書かれており、華人系だと分かる。DACOによれば、中華街で100年以上麵屋をやっていた3代目が分家してこの駅から少し離れた場所に店を構えている。駅前の店はその息子(4代目)が更に独立して作った店とか。それでも24年経っているらしい。
時間が早かったせいかお客さんは地元の数人のみ。入口の所にいた若い女性は華人系の顔をしており、他の従業員に比べて肌の色が白かった。とても愛想がよい。ここのお嬢さんか?中国語を使ってみたが、反応せず、身振りで注文。
私は太麺(センヤイ)がきしめんのようで大好き。ルークチン(つみれ)と雲吞、野菜を入れてももらう。麺は実にもちもちしており、好みだった。ルークチンの触感も抜群、雲吞に入っている餡も味が効いている。全てに手作り感が漂っていた。麺の量が多かったせいかこれで十分満足。帰りがけにはオーナーと思われるおじさんが登場。娘の代わりに英語で『67バーツ』と。今度はこの奥に方にあるという3代目の店にも行ってみよう。
帰りもバスに乗ろうと道の反対側へ行くと市場があり、そこでバナナとみかんを買う。なんかこの辺も中華系の匂いがする。漢字の看板がちらほら。バスを待っていると、後ろの店が肉まんを蒸かしていたので、買ってみた。餡がぎっしり入っており、華人向けの肉まんだと分かる。8バーツ。
バンチャックという名前はどこから来たのだろうか。BTSの駅は僅か2年前に延長されてできたばかり。この辺りと華人の関係、調べてみたいがどうすればよいだろうか。バンコックにはまだまだ分からないことが沢山ある。