ビラのオーナーと
その後ビラに戻り、早めの夕食。野菜炒めが香ばしかったり、豚足をまんとうに詰めて食べたり。アレンジャーMさんがここの食事は美味しい、オーダーしてくれ、みんなで美味しく頂く。屋外で何となく雰囲気もよく、お茶を飲みながらゆっくり食べた。
そしてツアーの皆さんはチェンライへ向けて帰って行った。このツアー、日帰りとうたっており、実際2人の人は午後9時の便でバンコックへ戻る。私はオーナーに会いたくて、ここに宿泊することにした。
もう3回目の滞在ともなると、従業員も何も言わずに鍵をくれ、部屋へ行く。今はオフシーズンのようで、空いているので、前面の良い部屋に泊まった。朝早かったので、早々仮眠をとる。あっという間、辺りが暗くなっていた。
ネットをするため、食堂へ行く。黙っていてもお茶を淹れてくれる。嬉しい。そこへオーナー夫妻が帰ってきた。私が来ることはMさんから聞いていたようだが、『会えてよかった』と言われると、こちらも何となく嬉しくなる。
彼らが夕食を食べるというので、ご相伴に預かる。本日2回目の夕飯。美味しい物は美味しい。今回彼らは北京と長春に行ったらしい。北京はお茶の展示会、メーサローン茶の売り込みに力が入っている。長春はタイ人からすると相当に寒かったようだ。ご主人は明日も朝からサンプルを持ってチェンマイへ行くとか。商売は大変だ。
9月17日(火)
朝ごはんを食べながら
翌朝8時前に食堂に行くと既にオーナーが出発しようとしていたが、私を見て、一緒に茶を飲み始めた。やはりこれからの茶業の発展には、台湾以外への輸出及びタイ国内需要の喚起が重要だということだ。タイ国内の方は彼の息子がバンコックで販売を手掛けている。少しずつタイ人にも認知されてきているようだ。最大の輸出ターゲットである中国には頻繁に通い、展示会に参加し、売り込んでいる。昨日までは北京だったが、2週後には上海へ行くらしい。とにかく質が向上してきているので、売り先は重要になってくる。日本でも認知度を上げていきたいようだが、どうだろうか。
ご主人が行ってしまうと、奥さんがやってきて朝ごはんを食べ始めた。やはり中国行は堪えたようだ。特に北方は食事も合わず、おまけに涼しい。娘は『2度と行きたくない』と言っていた。中国は広い、元中国人と言っても南方人には生き難い。娘はホテル業の手伝いを始めたようで、カウンターに陣取り、色々と手配をしている。息子が茶業、娘はホテル業、頼もしい後継者だ。
因みに朝ごはんはいくつか選べるが、私は毎回迷わず、カオトーン。タイのお粥だ。これはにんにくが効いていて美味い。テラスでこれを食べていると幸せな気分になる。宿泊客も楽しそうに食べている。今日はあいにく霧が濃いが、それでも晴れやかな気分。
2006年の訪問記
http://hkchazhuang.ciao.jp/chatotabi/thai/maesalong01.htm
今回もまた車を手配してもらい、チェンライへ降りる。運転手は中国語が話せた。だが何となく景色を眺めながら降りていく。今日はバンコックに帰る前に、チェンライでコーヒーを作っているIさんと会うことになっていた。その待ち合わせのホテルに何とかたどり着く。