4. チェンライ
郊外の茶園レストラン
Iさんが車で迎えに来てくれる。車は郊外へ出ていく。どこへ行くのだろうと思っていると、茶園が広がっている場所へ出た。素晴らしい眺めだ。そこにレストランがあった。タイのビール会社が運営しているとか。
ちょっとゴルフ場のクラブハウスを思わせるおしゃれな郊外のレストラン、外は茶畑。最高の情景だった。メニューにも、茶葉を使ったサラダや天ぷらなどが並ぶ。空気もよく、美味しく頂く。勿論お茶も飲む。
Iさんは大手商社を辞めて、チェンライに移り住み、コーヒーの焙煎をし、販売している。チェンライ産の米も扱っている。最近はほうじ茶作りにもチャレンジしており、近々発売するという。チェンライには茶の木、やぶきたを植えている人がいるのだという。香ばしい香りのほうじ茶はタイ人にもうけるかもしれない。勿論日本への輸出も目論んでいる。但し大量生産をするつもりはない。自分の納得のいく茶が出来れば売る、という感じだろう。職人気質だ。
Iさんに車で市内に送ってもらい、WIFIが繋がるカフェを紹介してもらって別れる。そのカフェはオープンで気持ち良い風が入ってきた。それから2時間、溜まっていたメール処理などを行う。周囲はテレビのバドミントン中継に夢中だ。タイの女子選手が今、強いのだ。19歳で世界チャンピオン、これまであり得なかったことが起こっている。
そしてタクシーを呼んでもらい、空港へ。実は自分がチェンライのどこにいるのか分からなかった。カフェの従業員は英語が出来たので、何とか凌いだ。昨日は本当に安いエアアジア便だったが、今日は普通料金のノックエアー。3倍も違っていたが、私はやはりノックが好きだ。買い込んだ茶葉も難なく持ち込めた。
空港での飛行機を眺めていると、夕日が落ちてきた。何とも美しい。タイ北部、バンコックとは違い、喧噪もなく、落ち着ける場所。また来たいところだ。