広い仁川空港
飛行機は定刻に仁川空港に着いた。着陸からゲートまで随分と時間がかかった。更にイミグレまで行くのも時間がかかる。何とも広い空港だ。90年代中頃までは金浦空港しかなかったので、仁川は1₋2度しか使ったことがなく、ほぼ未知のエリア。昔の金浦はイミグレに時間がかかっていたが、今はスムーズ。荷物も速い。
先ずは両替をしようと、懐かしのKEB窓口へ。日本円を出すと日本語対応であっという間に両替できた。今日は日曜日で市内では両替できないよ、と書かれていたが、それはお客を誘導する作戦だった。この辺も賢い。あまりよくないレートで替えてしまいちょっと後悔。
手に入れたウオンを持って携帯ショップへ。10年前同様、韓国にはシムカードはなく、日本と同様携帯電話を借りなければならない。これは不便だ。しかも一日のレンタル料が3000W、電話を掛けると別途料金がかかるシステム。これは高い(日本とほぼ同じ料金か)。店員の対応は実にすばやくて、時間は日本ほどかからないのが良い。
空港鉄道で市内へ
次に市内へ向かう。今回初めて空港鉄道を使ってみる。それにしても空港内の表示は分かりやすい。すぐに駅までたどり着いた。中国ではこうはいかない。空港からは特急と普通があると聞いていたので、迷わず普通電車に乗る。
実は前日北京で、ソウル勤務経験のある同窓生OさんからTマネーカードを貰っていた。これを使えば電車もバスも地下鉄も乗れるという。確かにスムーズに乗れた。お金をチャージする機械も日本語や中国語の表示があり、便利だ。
そして電車。90年代はソウルで電車に乗るのは怖かった。何しろ韓国語しか表示されておらず、それが読めないと行先の方向すら分からなかった。地下鉄などは乗れないし、地上へ出る出口も分からず困ったものだ。だが、今は完全に違っていた。表示は韓国語のほか、英語、中国語、日本語で表示されており、車内アナウンスも4か国語でなされていた。これなら外国人でも問題なく乗り降りできる。進歩したな、韓国。
日曜日の夜で電車は空いていた。韓国人は皆黙々と携帯をいじっている。そうでない人は外国人だろう。分かりやすい。約1時間でソウル駅まで行ったが、料金は僅か4000W。特急でも8000Wだそうだから、日本に比べて何と安いことか。