お知らせ

>>お知らせ一覧

Myカテゴリ
コラム (88)
ブログ(タイ) (74)
ブログ(香港) (43)
プロフィール (1)
寺子屋チャイナ(ビジネス) (9)
寺子屋チャイナ(学生) (6)
旅行記(アジア) (293)
旅行記(インド) (138)
旅行記(スリランカ) (39)
旅行記(トルコ) (41)
旅行記(ベトナム) (61)
旅行記(中国) (189)
旅行記(台湾) (43)
旅行記(日本) (48)
茶話会 (9)
読書感想文 (2)
講演会 (21)

2012.11.26

 旅行記(アジア)

懐かしのミャンマーを行く (9) ミャンマーの教育事情

(7)ミャンマーの教育は

ホテルへ戻り、またスートラベルへ。TTMが是非会わせたい人がいると言うので出掛ける。Tさん、建設関係のお仕事をしており、既に定年退職。現在はヤンゴンに住み、ヤンゴン情報を発信すると同時に、学生支援のボランティアなどをしている。

昨今の日本でのミャンマー報道にはほとほと呆れていると言う。スーチーばかりを取り上げ、工業団地ばかりを取り上げる。何か違うだろうと、訪ねてくる記者にもいうのだが、一向に改まらない。ミャンマーを過大評価したり、改革はスーチーがやっていると言う間違った報道を平気でするマスコミに嫌気。毎日何種類ものミャンマー地元紙を読み、また実際の現地の人々と話し、その動静の細かい所を探り、真のミャンマーの動きを伝えている。

大学生の就学支援をしているが、最近大学を辞めてしまう子が増えている。折角奨学金を出したのにと、調べてみるとミャンマーの教育の荒廃が目に余る。先生が学校で物を教えない。勉強したい人は先生の私塾へ行く。この構造は先生の給与が少ない他の東南アジアでも聞いていたが、まさか大学まで。単位が取れず卒業できないため、専門学校などへ流れるらしい。




「豊富で安価、優秀な労働力」を謳い文句にするミャンマーの現実、本当に勉強したい人でお金があれば海外へ出ると言う。一般人の教育レベル低下が懸念される。同時に就学支援などの仕方も変えていかなければならない。この国はまだまだ問題山積だ。